バンクーバOCふぃぎゅあだんし
女子終わったんで男子も書いとこう。プルシェンコメインになってしまうけども。バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート男子シングルSP。一位はあの8年前も4年前もオカッパロシア代表だった、眩い程に輝き放つオカッパ頭だったプルシェンコ。時を経て現在御年27、彼は普通の髪型になっていた。えー。プルシェンコ。。。。エキシビジョンで肉襦袢着てTom Jones のSex bomb踊ってた奴。。。。(知らない人はYoutube参照の事)強気な発言ばかりが日本では無駄にpick upされとりましたが外の記事をちょいと読んでみれば“Easy? That’s competition and it is never going to be easy,” “If somebody says today, `I am not nervous’ or `I skate easy,’ or `I am not tired,’ I don’t believe him.”とかだったりね。”母国ロシア”以外からのプレッシャーも半端無かったらしい。みんなに”you must you must”つまりは「金メダル取って当たり前、取らなければならない」って思われるその重圧たるや、そら半端無かった事だろう。己の精神に打ち勝ち、余裕を感じさせるそのパフォーマンス、尊敬。そんなちょっと尊敬プルシェンコ、quadruple, the jump Plushenko called "the future" ."Without a quad, it's not men's figure skating."『4回転無しは男子のフィギュアじゃない。4回転は男子フィギュアの未来だ』とSP終了後の会見で言いきりましたな。私、これについても「あーこの人考えてんだなー」つって尊敬したよ。前まで我が侭でchildishなオカッパ野郎だと思ってただけだったんだわ。(すまん)4回転しない奴は男じゃねーと言い切ったプルシェンコ、その主張虚しく結果は銀メダルでした。最終的に4回転回避でゴールドメダリストになったライサチェクは「4回転無しでも問題無し。フィギュアは表現。ジャンプ競技じゃないから」とかプルシェンコに真っ向反対意見ぶっかましましたが一応"I've grown up really coming through the ranks admiring his skating and watching him dominate the skating world," "For all of us to have the opportunity to compete with him maybe this one last time - who knows - is kind of special."つってプルシェンコたてとりました。でもプル、4年後も現役続けるってよ。その会見での高橋君のプルシェンコの『4回転』に対する己の考えコメント、「人それぞれの考えがありますが、自分には4回転が必要でチャレンジしていきたい」風なコメントが、相当頭良かったっつーかライサチェク分の空気も読みつつ、プルにも納得されるという100点満点のコメントで本当に本当によろしかった。お姉さん感心感動したよ。フリーでドッカン転けてたけど、そんなの問題無い問題無い。その気持ちと高みを目指してくってとこがすばらしかったと思います。織田君もその悔し涙をバネに次に向って頑張って欲しい。フワフワヒラヒラした演技、素人目にはそうとう優雅でした。そんで私は小塚君がもっと高評価でも良いんじゃねーの?4回転決めたじゃん。と思っておったんですがフリー終わりまして、プルシェンコのコメント、(USA ロイターの記事)"Just doing nice transitions and being artistic is not enough because figure skating is a sport, not a show," he said."Of all the men who had competed tonight, only two -- myself and (Japan's) Takahiko Kozuka (who finished eighth) -- were able to land a clean quad."Later, when I saw Kozuka I shook his hand and congratulated him, saying 'Well done'. I also have a lot of respect for (Japan's bronze medalist) Daisuke Takahashi for trying to attempt a quad. That's a sign of a (future) champion."おおおおおおっっっ小塚君、褒められてるよおおおおっっっ!!プルシェンコに褒められてるーーーっっっ!!!!つーわけで個人的に勝手に大満足です。プルと小塚だけだって今回4回転キレイだったの。すげーよすげーーよ小塚!!!そらお爺ちゃんも泣くわ!!!(もらい泣きしそーになった)4位だったステファン・ランビエルさんのフリー演技も「おぉっ!」って魅せる演技でして開会式でスイスの旗手やってた人ゲイ疑惑とか書いてごめんなさい。。。。NHKで特集組まれてたブライアン・ジュベール(仏代表)さん、その特集で良い人っぷり大炸裂だったため、良い結果が残せればなーと思っておったんですが結果は本人曰く「人生最悪の日」。悲観している姿見て、私フランス行った事も無いんですがなんだかこっちも悲しかったです。小塚君がプルシェンコに褒められていたロイターの記事、最後にロシアのTV番組のコメンテーターの人のコメント"Who now remembers Hughes? Similarly, in a few years' time nobody will remember Lysacek while Plushenko would go down in history as one of the greatest of all time."その通り。ライサチェックが記憶に残るような演技で金メダル取ったか、と言われると全然そうでは無い。じゃ、プルシェンコ今回どうだったかというと記憶に残ったのは「この人、足とかボロボロなのに意見を一言もの申す為に出て来たんだろうなきっと偉いな。凄いな。つかブランクあるのに世界2位ってすげえわ。。。。。」ってほうが残り、演技自体は申し訳なくも記憶に残っていない。私の記憶に残っているフィギュアスケートのプログラムといえば、・長野五輪のフィリップ・キャンデローロのダルタニアン(フリー) (多分技術的にはあんましだし棚ぼたメダルだったのかもしらんが内容が大変に印象深い)・ソルトレイクのアレクセイ・ヤグディンのウィンター(ショート) (転倒する気配もミクロンも感じさせなかった(余談だが見た目相当苦労してそうだった為無駄に感情移入))・何かの世界大会でのプルシェンコのボレロ(ショート?)であり、 (小豆色の衣装に金髪のオカッパな少年がビュンビュンどえらいスピードでジャンプってた衝撃)プルシェンコの言う通り、プルシェンコ不在の間、スケート界何も進化を遂げていないような気が、素人ながらにしないでも無い。全盛期ソルトレイクまでっつーか。。。これ悪魔で素人の個人的意見ね。(てか本田武史って今更だけど超レベル高いとこで競っていたんだと改めて思う)世界大会全タイトル保持者のプルシェンコが身を呈して発する苦言、「quadruple」の重要性、技術の向上と採点システムの改善、素人ながらに、プルシェンコの主張って”スポーツ競技としてのあり方”的には合っていると思う。プルシェンコだからこそ言えるってのがプルシェンコの凄さであり偉い所であるよな。ほんと、数年前まで生意気だとか思っててすいません。個人的には以前のどこの国が6.0付けましたよ、5.9付けましたよ、っていうTV下にちゃんと採点出てくれると分かりやすいしワクワクするしで大変良いですよ。プルシェンコの苦言はフィギュアスケート界を変える事が出来るのか?今後に期待。そして私は小塚君の今後にも期待。