子供の頃の夢
ずっと昔の頃を思い出して綴ろうと思ってはじめたのに、あっという間に現代になってしまった。いかんいかん。はじめてはっきりと将来の夢が芽生えたのは小学校高学年だった。車に乗るのは好きだったが、車自体には興味は無かったと思う。いつものように兄と一緒に銭湯へ行く途中だった。後ろから見た事も無い美しい形の車が横をすり抜けた。目の前のT字路をすごいスピードで直角に曲がっていった。カッコ良かった。体中が熱くなった。目に強烈に焼きついた。その瞬間から大人になったら絶対あれに乗ると決めた。どうやって調べたか憶えていないが、フェアレディーZという車だと知った。超田舎だったので、それっきり当分見ることは無かった。中学生になってからはプラモデルをたくさん買ったのを憶えている。その頃からメカいじりが大好きになり、なんでも分解した。その影響で工業高校へ入学。ますます機械いじりが好きになり、バイクや車に興味を持出した。ここでも夢は変わらず、早く近づきたいと思うようになった。高校卒業後、念願の日産ディーラーに就職。しかし、当時2000ccで2人乗りの車に乗ることは常識から外れていた。親に相談したところで反対されるだろう。でも絶対ほしい!勇気を持って話をしたところ、「自分の給料で買うんだから、好きな車を選べ」(^o^)/遂に中古車を購入。初めて運転した時の感動と充実していた毎日を忘れていない。現在は手放してしまったが、じーさんになる前にもう1度乗ってやる!