|
テーマ:暮らしを楽しむ(388360)
カテゴリ:出来事
日曜の朝、それも一日といえば、駅前のスーパーでいつも売り出しがある日。
といってもウチが欲しいものは売ってくれないのでいつもは行かないんですが、昨日はバナナが一房200円だったので、前日から「行くぞぉ~」と決めていました。 最近は歩きに出るまでに時間がかかってしまい、11時過ぎになることが多くなっています。 でもそのセールは11時までだったので、昨日は起きたときから頭の中でずっと「バナナバナナ」と唱えて、何とかやりくりをし、いつもより少しだけ早くでかけることが出来ました。 玄関のドアを閉めるときは、頭の中を「バナナ~はどぉ~こへ行ったかな♪バナナンバナナンバ~ナァナ♪」という歌が流れていました。 行ってみると、炎天下だというのに、店の前に下着から野菜から鶏肉から今話題の牛肉コロッケまでズラ~ッと並んでいて、ものすごい混雑。こんなことになってるとは知らなかった…と、圧倒されつつその人ごみに入っていくと、すぐ黄色いバナナの山が目に飛び込んで来て、吸い込まれるようにその前に立ちました。 「どれにしましょ。これなんてどう?」と、迷う暇もなく威勢のいい店員さんが大きな房をガシッとつかみ、表とそしてひっくり返して裏側も見せてくれました。 付け根にまだほんの少し青みの残るしっかりしたもので、2~3日置いたらおいしくなりそうだったので、言われたとおりすぐそれを買い、クルッと今来た道を引き返して、バナナ一房だけ持って岐路に着きました。 帰り道、前の方の花壇のあいだに、どうも小さい足が見えるような気がするなぁ…、気のせいかなぁ、と思いながら進んでいくと、 ツバの大きなキャップをかぶった小さい男の子が足を投げ出し花壇のレンガにもたれかかっていました。 うつむいて、手に透明のお菓子の空箱を持ち、もう何も入っていないのに、小さな指を一生懸命突っ込んで、夢中になってどうにかしてお菓子を取ろう取ろうとしています。 自分の世界に入りきって、周りのことがマッタク目に入らなくなっている様子が、いかにも子どもらしくてホントかわいかったです。 こんなちっちゃな子、ひとりでおったらさらわれるがなと思ったら、少し離れた場所からこっそり、生垣に隠れるようにして、若い父親が様子を窺っていました。 なぁ~んだ、私、ちょっと無防備に「かわいい…」って顔しすぎたわ、と思いつつ、そのそばを通り過ぎようとしたら、後ろでやっと気づいたのか、男の子の、「あぎゃぁ~」とかいう、半分動物みたいな声が聞こえました。 もうちょっとでどんな顔していってるのか見てしまいそうになりましたが、すぐそばの父親を喜ばせそうな気がしたのでやめときました。 200円のバナナのおかげで、かわいい子が見れたわぁ♪と、お昼にお弁当を突きながら話題にすると、 「そんな子なぁ、ウチに来てくれたら、お菓子なんかなんぼでもやるのになぁ」と母。 あかんなやっぱりしっかりあの父親みたいに見張ってないと、誘拐犯はこんなに身近なところにもおる…と笑いました。 毎日、外に出られるまでがなかなかなんですが、出るとすぐそばに、楽しいことがなんぼでもあります。 ______________________________________________________________________________ *昨日の朝食 ごはん、味噌汁(大根、人参、豆腐、葱)、イワシの生姜煮、モロヘイヤのお浸し、トマト マカ入りヨーグルト *昼食 お弁当(ごはん、小梅、塩昆布、エビフライ、ほたてのフライ、牛蒡とこんにゃくの煮物、甘長、鮭の漬け焼き、卵焼き、トマト *おやつ プルーン、グレープフルーツ *晩ごはん シマホッケの干物、シジミ汁、焼き茄子、インゲンの胡麻和え、厚揚げのフライパン焼き、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.02 17:58:58
コメント(0) | コメントを書く
[出来事] カテゴリの最新記事
|