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テーマ:暮らしを楽しむ(388209)
カテゴリ:出来事
百万遍の知恩寺で毎月15日に開催される手づくり市を見に、京都に行ってきました。
出品されるものはすべて手づくりされたもののみという趣旨の市ということで、前々から行ってみたいと思っていました。 どんどん規模が大きくなっていると聞いてはいましたが、ほんとにすごい人。 京阪の出町柳を降りたとこから人の流れが出来てて、10時半でもすでに向こうから買ったものを抱えて帰ってくる人の列も(市の始まりは9時)。 門をくぐるって一歩入ると、いろんなジャンルのお店がいっぱい出てて、それぞれに群がるお客さんやウネウネ歩き回る人の列で、カオス状態。 いろんな種類の「手づくり」があるもんだなと感心しました。 多かったのは季節柄かぎ針で編んだ毛糸の帽子とか鎖編みでチャチャッとつくったようなコサージュとか。 縫い物では袋物とかくるみボタン、がま口ポーチもメルヘン派から和柄・古布リサイクル派までさまざま。 食べ物ではお手軽なパウンドケーキやクッキーのお店がいっぱい。ジャムも多かった。 その気になれば誰でもすぐ参加できるんだなと思いました。 誰でも出来るというわけでないものとしては、年季の入った漬物、木工製品、ちゃんと仕立てられたトルソーにピッタリフィットしたワンピース、などなどありましたが、そういうお店にお客さんがいっぱいいるかというとそうとも限らないのが難しいところ。 手づくり?というのもあり、突然ギターを弾きながら声を張り上げうたいだす若い女性とか、ネコの写真を売ってる人。。 カバンや腕時計など革製品の手づくり品を展示しているお店で、よく見ると箱が口を開けて置いてあり、「こう見えて結構材料費に困っています。カンパお願いします」なんて書いてあるのにはびっくりしました。アレがなければもう少し売れるかもしれないのに。。 また、プロとして普通に京都で商売しているパン屋が大々的に売りまくっていたりするのも、ちょっとどうかなと思いました。 いっぱいいっぱい見たんですが、結局私は何にも買いませんでした。 う~~ん、一度行ってみないと雰囲気ってわかんないし、ずっと行ってみたかったので、念願かなってよかったです。 やっぱりあそこに吸い寄せられる人は、同じ雰囲気を持ってる人なんだろうなあ。 「一日中いても飽きへんわぁ」という声が聞こえましたが、私は歩いても歩いてもおんなじような店が現れるので、真ん中へんで飽きてきて、ハヨ抜け出したいと思ってしまいました。 それにしても、ちょっとなんか作ってすぐお金にしたいって人があんなにたくさんいるなんて。 場所代払って、前日から泊り込んだりしたら、儲けなんてないし、途中で雨が降ったり、京の底冷えはきついし。。 すごいパワーやわ。 お昼は、バスで河原町三条まで行ってからちょっと歩いて、御幸町六角を上ったとこにある、「ここら屋」で食べました。 雑誌に掲載されている記事に去年の11月オープンと書かれていたので行ってみたのですが。 よかったのは、町家の中に入るという体験が出来たこと。のみ。 お二階にどうぞと言われて急階段を這って昇ると、天井に頭が付くような今で言うところのロフトのような半端な高さしかなく、壁の塗りははがれ、窓がゆがんで閉まらないということは家が傾いでいるのでは。。 町家をうまく利用してお店をするという趣旨はいいと思うのですが、もっとやりようがあるのに。 「おうちごはん」という食事も、いつもの朝食以下でがっかりでした。 そのあと三条通りを歩き富小路のSASCRAビル2階のアヴリル という毛糸屋さんに。 壁一面にコーン状の糸がディスプレーされています。 すべてオリジナル糸で、見た目にも面白い糸がいっぱい。 私が興味を持ったのは、ウールとステンレスをあわせた糸。 つ、強そう。。 くつ下、長くもちそう。。 でも値段も結構するのと、編んであるサンプルを触ってみるとシャワシャワしてたので、履き心地がもひとつかなと思って買うのをやめました。 三条通は思い出の道。ビンボー学生の頃(今もビンボーか)このずっと端っこに住んでて、街まで遊びに行くのに電車やバスを使わずこの道を歩いてました。 また、ガッコでこの通りの街をどうしたらよかんべかを考える授業があり、お店の人に話を聞きに行ったりしました。 三条通には歴史的価値のある頑強な建造物が数多く残されており、また筋一本入ると伝統的な町家の町並みが残っていますが、十数年前でもすでに危機的状況で、その後いろんな変化がありました。が、私は一度も足を運ぶことが出来ませんでした。 毎日新聞も今はラジオカフェになっていました。 なんか時間の経過を考えるとアタマがくらくらしてきます。 SACRAビル。玄関。 屋根。 まだ時間があったので、歩いてまた東の方に引き返して、知恩院を見に行きました。 山門。 本殿?? 石畳。 昔さんざん行ったとこにいくと、これまでのこととか今の自分の状態を考えてイヤな気持ちになるかなと迷ってたけど、結局この日見た中で、この知恩院の威厳あるたたずまいが一番よかったです。 やっといい頃合いになってきたので、なんぞお土産でも買わないかんかと、錦市場へ行き、昆布と佃煮の千波 というお店で、いつもの「親父泣かせ」と「花山椒」、そして初めて見かけた「じゃこみそ」を、 そしてやまだし というお茶のお店で、ほうじ茶を買って帰りました。 あー、めっちゃ歩きました。 また、行こ。 ※参考にしたのは、SAVVY (サビィ) 2008年 03月号 [雑誌] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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