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カテゴリ:出来事
祖父母に会いに行ってきました。
いつもは車ですが、父は遊びの予定がぎっしりなので、電車で。 前日の朝、急に母が、「明日行って来るわ、もうあんな歳なのにあんまり放っとかれへん」と言った時は、その日出かける用事のことで頭がいっぱいでフムと聞き流していましたが、 夕方ふと思い出し、いつ会うのが最後になるか分からんしと、私もついて行くことに。 二人で出かけるのは、1年ぶり。 電車の中で、思いついたことをポツポツしゃべってて、先月用事のある私の代わりに電車を乗り継いで病院に行ってくれた時に、切符をなくしたり運賃表が見えなかったりアナウンスが聞こえなかったりと、失敗や危険なことがいくつもあったことを、初めて知りました。やっぱりついて行ってよかった。 帰りの地下鉄では、母は颯爽と乗り込んでシートの前に立ったつもりなのに、座っている若い男性がソソッと退いてどこかに行ってしまいました。 空いたシートの色を見ると、優先座席でした。あちゃぁ~、これからは立つ位置に気をつけんといかんねと、降りてから笑いました。 これまでは車で行く方がラクだと思っていましたが、電車で行ってもそれほど疲れず、海に浮かぶ船や明石海峡が見えたりと景色がよく、その後に乗る1時間に1本のバスも懐かしくて、また人っ子ひとりいない農道をふたりぺちゃくちゃ喋り散らしながら麦秋やら田植え前の田んぼやらスズメやらヒバリやらアメンボやら水鳥やらを眺めて歩いていくのも、すっごく楽しかったです。 目的地に着くと、家の前に乳母車を出してちょこんと座っていた祖母が、私の顔を見た途端、びっくり顔で、手をバチンと大きな音で叩き、そのまま拝まれてしまいました。 祖父は、お昼間際だというのに、まだ不貞寝。こりゃ、もうお昼やでと声をかけると、へぇへありがとと平然と答え、しばらくしてから、あれぇ来てくれたんかいなと改めて喜んでくれました。耳だけでなく、目も悪くなっているようです。90過ぎてるにしてはいいんだけど。 お寿司を食べて、なんじゃかんじゃとしゃべって、また来るねと帰ってきました。 祖母が肋骨を骨折したあと、ショボクレてよく泣き言の電話をかけてくるようになっていたので心配していましたが、少し持ち直していて、また祖父も前よりお利口さんになっていて(お酒を控えている)、元気そうでよかったです。 私も元気そうだととっても喜んでもらえて、うれしかったです。 ちょっとしんどかったけど、行ってよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.02 23:42:32
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