色相環とトーン別色相環
前回、PCCSの色相環は、「心理補色」の対によって環が作られているというお話をしました。トーン別色相環の説明をする前に、もうすこしだけこの色相環の仕組みについてみてみましょう。色相環は、言葉のとおり、色相を環で表した図です。心理補色対は12組。環を周る色は全部で24色あります。この24色はやみくもに集めたものではなく、以下の色が内在するように集められました。1) へリングの心理4原色・赤らしい赤、緑らしい緑、黄らしい黄、青らしい青←R・G・Y・B2) 色料の3原色(減法混色の3原色)印刷用語のC・M・Y3) 色光の3原色(加法混色の3原色)R・G・B(以上、重複あり)色には色相以外にも別の視点から見る必要があります。つまり赤らしい赤も、赤に白がたくさん混ざった赤も、「赤」と言い切るにはちょっと大まかすぎます。そこでその色を示す「色のものさし」通称「属性」が、必要になってきます。【色の属性】A) 上記で挙げた「色相」B) 色の明暗を表す「明度」C) 色の鮮やかさを現す「彩度」この属性を立体的に分類したのが色立体。色立体のうち、どこに「その色」があるかをまとめたのがトーン別色相環になります。【トーンとは】同じような印象(濃い・薄い・鮮やかな・暗いなど)やイメージを持つ明度・彩度の領域☆…☆…ここまで書きましたが、文字だけで表現するのは難しいものですね。読んでいただくに苦しいかも。。このシリーズはあくまで私の資料となるので、スルーしてください。しばらく続くかもしれないし、観点を変えていくかも。。