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みかんの木を育てる-四季の変化

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2024年08月19日
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​マルクス「ヘーゲル弁証法批判」19​

マルクスの『経済学・哲学手稿』をテキストにして、ヘーゲル弁証法批判を学んでます。
2024年5月10日(第18回)をもって中断してました。

主題は、エンゲルスの『フォイエルバッハ論』をアドバイスにして、マルクス『経済学・哲学手稿』(1844年)のヘーゲルの弁証法の問題を学ぶこと。ようするに唯物弁証法の内容です、それがどのような努力によってつくりだされたのかということです。


この間の中断したんですが。
それは東京在住者の当方として、6月20日告示-7月7日投票で東京都知事選挙が行われました。このためですが。
これにより、レーニンの気持ちですが、ほんの少しですが、味わうことが出来ました。
『国家と革命』第一版の「あとがき」ですが、
『このような「妨害」はただ喜ぶほかはない』(1917年11月30日ペトログラード)と。




今回は、この学習の再出発ですが、
今、途中のどこから再開しようとしているのか、その位置の確認です。
しかし、その前に、「ヘーゲルの発見した弁証法」とはいったい何か、との問題です。


『精神現象学』の「序論」からですが。

「学問が組織されるには、ただ、概念それ自身の生命にまかせればよいのである。・・学問においては、充実した内容の魂としてみずから運動していく。そのさい、存在者がどう運動していくかというと、それは、一方では、みずから自分に対して他であるものとなり、他者に内在する内容となる。他方では、この展開された自分の現存在を、自分のうちへとりもどす。すなわち、一方の運動においては、否定性は、区別し、現存在を定立するはたらきである。他方の、自分に帰る運動においては、否定性は、規定された単純性が生ずるということである」(『精神現象学』序論 山本信訳 中央公論「世界の名著」P130)

私などは、ヘーゲルのこの一文に、ここで問題とされる弁証法のスケッチがあると思ってます。

これまでの学習発信
すでに、私などは、この都知事選の前に、計18回の発信をしてきたんです。
このグダグダした学習を、ブログにして発信してきているんですが。​

1、第1回 2023年12月17日 始まり、今の位置
2、第2回 2024年2月7日 私などの「ヘーゲル弁証法の批判」のこれまで
3、第3回 2024年2月18日 真下信一氏のアドバイス
4、第4回 2024年2月22日 私なりの真下アドバイスの受けとめ
5、第5回 2024年2月25日 エンゲルス「カール・マルクス」での刺激的な問題提起
6、第6回 2024年3月9日 視点を変えて、自分での旅立ち
7、第7回 2024年3月11日 1840年代のプロイセンと、今の日本の私たち
8、第8回 2024年3月15日 唯物論にもいろいろあること
9、第9回 2024年3月18日 フォイエルバッハの唯物論の特徴
10、第10回 2024年3月25日 フォイエルバッハのヘーゲル哲学批判の成果と弱点
11、第11回 2024年3月31日 ものごとに対する構えの再構築
12、第12回 2024年4月5日 本論-ヘーゲル弁証法の成果とは何なのか 
13、第13回 2024年4月7日 『精神現象学』「絶対知」の何が問題か、本論の筋書き
14、第14回 2024年4月15日 ヘーゲル弁証法の成果と課題
15、第15回 2024年4月19日 「貫徹された自然主義、ヒューマニズムが真理」とは
16、第16回 2024年4月23日 「自己意識が外化したものとしての世界」
17、第17回 2024年4月26日  同 その2
18、第18回 2024年5月10日 「自己意識は他在のなかでおのれのもとにある」

以上のような詮索をしていた時に、それをまとめてみようとした時に、
東京都知事選挙が近づいてきて、その嵐が吹き出してきて、この間、中断していたわけです。

​私などは、この間の都知事選の体験により、ますますもって、哲学を、「弁証法」をしっかりと学習する必要があると感じています。選挙には負けましたが、マスコミはいいかげんな興味本位の報道をしきりに流していますが、しかし現実は、ますますその社会的な勢力、平和・革新・民主の社会勢力の役割が、切実となり、大きく要請されていると感じている次第です。
私などが感じるのに、それに必要なことの一つが、この世界観、哲学の学習だとおもうんです。
忙しいからこそ必要な課題なんです。疎遠なテーマのようにみえますが、しかしやはり必要な問題なんです。

これまでをふりかえると
ということで、これから再開していくんですが。
これまでの学習は、どちらかというと「序論」だったんです。
これから本論に入りますが、
まずは、これまでのスケッチ、筋書きを紹介しておきます。​


マルクス『経済学・哲学手稿』(1844年)の「ヘーゲル弁証法」批判ですが。
『ME全集第40巻』(真下信一訳)では、P490-512、文節にすると、第1文節-65文節です。

これまでの流れを、大まかに区分すると

1、序論 第1文節-14文節
 ア、ヘーゲル哲学の大流行の中で、その基本=方法に対する無自覚
 イ、フォイエルバッハだけが、意識的な唯物論の立場からの批判をした
 ウ、しかし、その弁証法に対しては批判が出来ていなかった

2、マルクスの結論から念頭におくべきアドバイス 第15文節-21文節
 ア、ヘーゲル弁証法とその功績はなにか
 イ、「あらかじめ」に問題点の指摘
 ウ、『精神現象学』の最終章「絶対知」の論点-意識の対象性の克服-
3、ヘーゲル「絶対知」の冒頭から、意識の対象性の克服について8点の抜粋と。
4、第2項と第6項の検討。

 ア、その第2項「自己意識の外在化が物というあり方を定立する」(第23文節-32文節)
   「貫徹された自然主義、ヒューマニズムが真理」
 イ、その第6項「他在のもとにおいて自身のものとなる」(第33文節-46文節)

これまで、この第6項の「他在のもとにおいて自身のものとなる」ですが、ここで止まりました。
これから、そのつづき部分に入っていきのす。

​この先の見通し​
5、ヘーゲル弁証法の肯定的な契機ー疎外の内部での-
6、ヘーゲル弁証法の問題点
7、ヘーゲル弁証法についてのまとめ

だいたい、この先ですが、こんな柱だてになっているかと思います。

ということで、マルクスの唯物弁証法に対する学習の再開です。
もしもこれに関係しそうな著作について、何かご存知でしたら、是非ご紹介ください。






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Last updated  2024年08月20日 09時15分43秒
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