台風10号の後の、みかん園へ手入れ
小田原・早川のみかん園へ、9月3日(火)-4日(水)に手入れに行ってきました。
今回の台風10号は、小田原でも550ミリ前後の大変な大雨が降りました。
地域全体の被害のほどはまだ分かりませんが、
さいわい、当方のみかん園は大事なしでした。
みかんの木は、果実の肥大がはじまってます。
早生みかんは、10月には小木から収穫が始まると思います。
今回、9月4日(水)には、暑い日差しの下でしたが、今回も援農の人が来てくれました。
作業は、みかん園の草刈りです。
この写真ですが、どこにみかんの木があるのかわかりますか。二本あるんですが。
繁茂する雑草に覆われて、この写真ではどこまでがみかんの木なのか、識別しにくいですね。
今回、この木の周りの草刈りもしました。
援農の方が来てくれると、
ひとりで、ショボショボと草刈りしている場合とは大違いなんです。
みかんの木の周辺の雑草は、かなりのところおさえれているんです。
これが今回の草刈りの対象です。
手前は、前回に草刈りしたところです。
この炎天下では、1時間の草刈りで、汗びっしょりのヘトヘトです。
今回の草刈り終了後に、援農者が手入している畑を見てみました。
畑の様子に援農者も驚いてました。
わずか1-2週間の前にきれいに草刈りしたはずの畑です。
それが、今回見たら、地面が草で見えなくなってました。
もしも草刈りしてなければ、背後にある高い雑草ですが、それが全体を覆ってしまっていたでしょう。
小さなみかんの木などは、もう完全に埋もれちゃうことになっていたでしょう。
今回の台風の大雨を受けて、雑草たちはますます生きいきと繁茂してくるわけです。
みかん農家は、どこも同じです。
いずこも、繁茂してくる雑草との間で、この炎天下の中でも、草刈りに頑張っているんですね。
それできれいな畑が維持されているんです。
次の写真を見てください、
気になってるのは、人の力よりも自然の力のが大きいことです。
みかん畑の境界にお茶の木が植えられてるんですが。
お茶の木が大きくなり、それにクズが巻き付いてせり出してきている。
それがみかんの木に巻き付いていたんです。
今回、草刈り機とトリマーをつかって、畑の端側の草刈りをして通路をつくりました。
写真の上の方に、当方が行きたい畑があるんですが、雑草に埋もれちゃってます。
そこに行こうとしたんですが、まったく通れなくて。
今回できたのは、そこへ行くための道づくりでした。
本題の畑の草刈りは、まったくできていない。
当方の手入れしている畑は、写真の上の方にあるんですが、
その手前の畑が、小屋の裏手にある畑ですが、数週間前は綺麗だったんですが、
今回みたら、雑草が繁茂しだしている、人の手が及んでないんです。
これは、つい最近のことです。
自然の力が、畑を占領して押しつぶそうとしてるんですね。
今回の台風は、それ自体の被害はたいしてなかったんですが、
それ以上に、もっと大変な問題が、今の農家に押し寄せてきています。
農家の人たちは、みな体力のギリギリまで頑張っているんです。
私なども「小田原・石垣山のみかん園を守ろう」とのことで、
援農者の人たちと協力して、今回もギリギリ頑張ってはるんですが。
問題は、台風以上の大きな問題が、見ての通り、提起されているということです。