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テーマ:おもちゃ(2)
カテゴリ:おもちゃについて
木のおもちゃを購入するのに躊躇する理由には一般的に値段がよろしいというものがあります。さらに、木のおもちゃにはまりだすと、買うのに考え込んでしまう場合がもう一つあります。
「いったいコレってなに? どうやって遊ぶの? 楽しいの?」 という品々が登場するのです。 しかも、木のおもちゃ関係の本を読むとこれがお子さまには受ける!!長年のベストセラーだというのです。 この場合、著者の言っていることを信じたい反面、この値段で受けなかったらという不安がこみ上げるのです。 そして、おもちゃ屋さんで不審なほど、うろうろうろうろ。買うか買うまいか、悩みまくります。 結局、私は著者を信じるケースが多かったのですが、たいがい、言うとおりでした。 その一つに「プラス10」というおもちゃがあります。どういうものかというと、五本の棒が垂直に立っていて、その棒に赤・黄・白・緑・青の五色の五円玉の円盤のような形のものが十個ずつ入っているというものです。それと色のサイコロと数のサイコロ、そして紐が一本入ってます。 さぁ、どうするのでしょう……。説明書も何もありません。 このおもちゃを相沢康夫氏は『おもちゃの王様』の中で、「乳児のおもちゃの王様」とまで呼んでいるのです。 うちの娘がどうしたか、話しましょう。 購入したのは、1歳半くらいだったと思います。まず、ぶちまけて遊びました。(T T) それから、ままごと遊びには必ず登場していました。ドーナツであることが多いです。そして、お金にもなります。最近はマイクにして歌います。なぜマイクなのかは謎なのですが。もちろん棒や紐に通しても遊びます。色をそろえて通したり、逆にばらばらにしたり、模様にしたり。それから、積んだりもしています。 ある日ふと見ると一つ一つならべて、「一個二個三個」と数えていたときには驚きました。 そうそう、なぜか外出先に一つ二つ持って行きます。落ち着くようです。未だに大活躍中なので、買ってよかったおもちゃです。 もう一つ、「マグネット」は三角や四角、丸といった、大小さまざまな形の木にマグネットが付いていて、ホワイトボードなどに貼り付けるものです。 小学校のときの算数セットのようなもので、私のような数学嫌いはウッという感じなのですが、これが好きなのです。 我が家にはIKEA製の「お絵かきイーゼル」があるのですが、それにペタペタ貼り付けてあります。 これを、気が向くといじっているのです。 ふと見ると、長い棒をありったけ直線につなげて、果てしなく長くしたり、同色のものだけをそろえていたり、それから同形のものをそろえて遊びます。そうかと思うと、くっついているマグネットをすべてむしり取るように落っことしたり。また、形を作っても遊びます。「ロボット」「お魚」「ちょうちょ」。自分で満足する形になると見せてくれます。 これも素材系のおもちゃですが、子どもって、材料を与えれば、自分で勝手に遊ぶのだなと、これらのおもちゃによって、気づかされました。 また、いろいろな形をうまく使って、物を作る姿を見ていると、幾何学的な能力というのはかなり小さい頃から発達しているのだなとも感じました。もちろん、無意識なのでしょうが。 先に、算数セットと言いましたが、あれは、小学生というより、むしろ乳幼児のほうが楽しめるかもしれません。 子どもの力には本当に感心することが多いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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