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西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2005/09/27
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カテゴリ:
こんな夢を見た。


養老孟司先生と池田清彦先生との3人で,海の岩場にきている。

岩場なのだが,河原にあるような,丸くていろいろな色や模様の石があり,とても綺麗である。

「僕は人工的な場所より,自然が好きです。変わり続けるから」というようなことをいう。

「いや,岩は岩であり同じ色だ」というような常識的な声がどこからともなく伝わってくる(何となくそんな雰囲気になる)。

まさにそのとき,ちょうど夕焼けのまっただなかになる。

雲の切れ間から赤い夕焼けの「光」が差してきており,えもいわれぬ美しさ。

その「光」は,起きてからも思い出せるほどはっきりした輝きであり,見ているだけで癒される感じがする。

周囲もその色に染まる。



それをみながら,僕が話し始める。

「その座っているところをみてください。さっきまで焦げ茶色だと思っていた岩は,今は,実はそのようにはみえてなくて,オレンジ色としてみえています。さっきまでは白く見えていたところも,今は黄色にみえています。つまり,色も,最初から一つに固定されているモノではなく,変化し続けて,僕らに立ち現れているのです」

「だからぼくは自然が好きなのです。」


お二人は納得した様子。


夕焼けはすぐに終わり,周囲は暗くなってくる。

ある人が場所代を集めに来た。どうやらこの場所は,花見(夕見)するような岩場であり,場所(区画)ごとに決められたお金を払うことになっているようだ。

その人の持っている板(料金表)にそれぞれの料金が書いてある。僕らの場所は割安だった。


隣の高額な場所には,途中から他の客が2人きていたが,夕焼けの終わりかけに来たためか,物足りない様子。

これから僕らのいた場所に移ってくるようだ。


しかしもうあの夕焼けは終わってしまった。

色は変わらない。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 これは,集中講義中の9月24日の朝に,ホテルで見た不思議な夢。

 この日,他にも学問に関する象的な夢をいくつかみたのだが,この夢だけがかなり印象深かったので,起きてから再生できた(思い出せた)ため,起きてすぐメモっておいたもの。その日の講義でもちょっと話した。





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Last updated  2007/11/09 01:09:24 AM
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