トクする確定申告情報1~電子申告控除
公的年金の源泉徴収票がぼちぼち届いているようなので今年も確定申告情報を3月17日まで続けてお届けして参ります。今年の確定申告で変わった点はいくつかありますが、今日は第一弾ということで電子申告控除(通称)です。平成19年分又は20年分の所得税の確定申告を自分の電子認証(インターネット上で使うハンコのようなものです。ICカードの形をしているものが多いため、ICカードということもあります)を使って電子申告により行った場合にはいずれか1年分に限り5千円を所得税から控除するというものです。早い話が、市役所の戸籍課(市町村によって課は違うかもしれません)に行って公的個人認証を1,000円か1,500円の手数料で取ってきて電子申告をすれば5,000円税額が少なくなる、若しくは還付されるということです。この制度のメリットは何といっても、5,000円の所得税減額です。給与所得者で年末調整で税の精算が終わっている方でも源泉徴収票と全く同じ内容で電子申告すれば5,000円の還付があります(ただし、源泉徴収税額が5,000円以上ある人の場合です)。デメリットもあります。電子認証をパソコンに読ませて電子データに押印することになりますが、その際に必要となるカードリーダライターが必要になる場合があるということです。このカードリーダライターは3,000円強~1万円弱します。これに電子認証の手数料を合わせると5,000円を超えてしまい何をしているのか分からなくなる場合があるということです。このデメリットを避けつつ数千円の小遣いをせしめる方策としては、電子認証を取った後、カードリーダライターを持っている人のパソコンを借りて電子申告するということです。こうすれば電子認証の手数料のみで5,000円との差額を小遣いにすることができます。税務署や税理士会が主催する無料税務相談ではこのようにカードリーダライター付きのパソコンを準備しているところも多いと思いますのでここを訪ねてみるのもよいかもしれません。なお、これらの相談会ではデータは残さず消去しますので情報漏えいなどの心配はありません。人気ブログランキングへ