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テーマ:☆主婦の生活☆(1566)
カテゴリ:ライフスタイル
昭和16年12月30日、織田作夫人一枝さんの家計簿にも、年末の買物実態が記されている。12月の収入は前月からの繰り入れもあって1,089円に達するほどで、執筆の原稿料や印税が増えて懐も気分も豊かで幸せを感じる年末であったろう。
普段の食物費は1日50銭~1円ほどの支出だが、晦日の30日は9.28円に膨らんでいる。 その内訳は、つくだに2円、数の子・穴子・ちくわ1.4円、らっきょ・漬物1.32円で、さらに、茶百匁1.2円、餅2キロ1.06円、酒1升2.3円と日めくり0.85円も買って、正月用の準備を整えている。 この酒はめったに家計簿に登場しないが、正月の接客用にどんと1升買ったのであろう。 セット代1.5円、足袋0.6円で身なりも整え、難波に織田作と(多分)出かけて食事とコーヒー(1.91円)、竹中家に穴子を届けている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月31日 22時16分30秒
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