淀風庵の酒詩歌日記
カテゴリ未分類12
日本酒紀211
酒の詩歌108
酒本160
詩情俳趣74
笑いすごそう91
あした元気にな～れ170
ビンボーヲジサン贅沢三昧51
ウォッチング165
ライフスタイル24
生涯青春128
物の見方考え方64
アジアンドリーム40
織田作之助131
全165件 (165件中 151-165件目)
< 1 2 3 4
昨日、家電量販チェーンの雄、ヤマダ電機が難波に今月１０日にオープンした初の都市型大型店となる「ＬＡＢＩ１（ラビワン）なんば」を視察した。 ９階建てビルの、地下１階～地上４階を店舗が占め、売り場面積は約２万平方メートル。これはＪＲ大阪駅前に２００１年開店したヨドバシカメラマルチメディア梅田と同規模だ（テナントを除く）。 春とは思えない寒くて強い風にさらされながら難波駅から１０分ほど歩かねばならなかった。この点は駅に隣接するヨドバシよりもハンディがある。 同店内を見て回ったが、北のヨドバシと比較してみよう。 １．郊外展開をしてきたヤマダは、ここでも郊外店のように 天井も高く広い空間で陳列も直線的に整然としている。 一方、ヨドバシは曲線的に回廊のようにテレビや冷蔵庫 などを配置したり、路地のように通路を設けたりとレイ アウトに変化がある。 ２．ヨドバシはあちこちで箱入りの商品が積まれている。 ３．またヨドバシはカウンターの後ろにも荷が積まれたり、 棚に詰め込まれているのと、バックヤードの荷が客にも 見える。 ４．さらに天井の低いヨドバシは，それを逆手に商品説明Ｐ ＯＰをぎっしりとぶら下げている。また、装飾も派手で ある。 ５．店員のユニフォームはヤマダが黒系であるのに対して、 ヨドバシではカウンター店員は白、ブルー系で明るい。 ６．客層は、平日の午後の時間帯であったが、ヨドバシは学 生や会社員が多いのに対して、ヤマダはオジサン、オバ サンも目立った。 ヤマダは地下鉄、南海、近鉄沿線からの客が中心である のに対して、ヨドバシはＪＲ、地下鉄、阪急、阪神沿線 の客が中心という違いも影響しよう。 両店には以上の違いが見られたが、所狭しと客が溢れていたのはヨドバシである。従来、駅前の狭いビル内の店舗でもまれてきたヨドバシの商売繁盛的な賑やかしの演出が大阪の都心では客の誘引力において勝るように思うのだが。 写真：ヤマダ難波店の外観
2006年03月15日
コメント(0)
映画『三丁目の夕日』では建設中の東京タワーがシンボリックであったが、それからほぼ半世紀後の東京タワーを六本木ヒルズから眺めた写真を甥が昨日のブログに載せていた。 この６２階の展望台（東京シティビュー）に上るには1,500円を要したそうだ。自分も一度ヒルズを訪れたが昇らずじまいだった。この景観は費やすだけの値打ちがある。早速、彼に断って余輩のブログにも転載することにした次第。 ヒルズとタワーは同じくらいの高さに見える。
2006年03月12日
コメント(1)
都心に残された最後の一等地、ＪＲ貨物駅跡地の開発に向けて建設着工が来年から始まる。 手前ヨドバシカメラの西側には「駅前広場ゾーン」が整備されて大阪の新しい玄関口となる。 その北側（写真の上方）に商業施設やオフィスが建ち、その奥は「ナレッジ･キャピタルゾーン」で先端技術分野、文化・芸術デザイン、子ども向け体験学習・生涯学習の事業が行なわれる。このゾーンのディベロッパーの募集が２月から始まったのだ。 なお、この地区のまちびらきは５年先の平成２３年であるが、同時期にはＪＲ大阪新北ビル（三越も入居）の完成、アクティ大阪新館の増築、梅田阪急ビルの建替え、阪急百貨店の増床が完了する。 まさに大阪の中心地が先端イメージの場所に生まれ変わるのが５年後なのだ。その日まで元気でいようと。
2006年03月04日
商売繁盛を祈願する十日えびすが関西では ９日～１１日にえびす神社で行なわれる。 とくに西宮えびすと大阪の今宮えびすが有 名で、さすが商売の本拠だけに数十万人が訪 れ今年の繁栄を祈る。 人出のすごさを避けるために、今日の「の こり福」を目指して、それも大阪梅田から近 い堀川戎に行った。普段は一般道路がこの日 ばかりは参道となり両脇に屋台が並ぶ。狭い 境内では巫女やら氏子、さらに大阪らしくお 笑い芸能人が福笹を奨めることしきり。 ざわざわした雰囲気で有難みに欠けるよう で、商人でもない余輩は撮影だけで辞した。
2006年01月11日
大正３年大阪日本橋で開業した高尾書店 は大阪駅前第１ビル１階にあり、歴史・地 史・美術書が中心の老舗古書店です。 先週、カッパ横丁から駅前第３ビルと古 書街を散策し、高尾書店を訪れたところ、 店仕舞い半額セールをやっているではない か。 もう店内の棚はほとんど空っぽ状態で、 掘り出し物は見当たらなかった。老店主に 「店仕舞いですか」と声をかけたが、寂し そうに目を伏せられた。分かりきったこと を言葉に出したことを後で恥じました。 今年４月、当店で醸造学の大先生にして 文芸人でもある二人の函入り著書『古酒新 酒』（坂口謹一郎）と『酒鑑』（芝田晩成） を見つけ、大枚をはたいて買ったことがあ えります。 そのとき、おそるおそる２冊買うのでま けて頂けないかと言ったら、元気な声で気 前よく即１０％引いてくれたのです。 私は一介の顧客にすぎないが、来るた びに年配の学者風の常連客と楽しそうに歓 談していた店主、初代からの長い古書店史 に幕を閉じること、無念であったろうな、 と買った本を取り出しながら想い起してい ます。
2005年12月21日
天気晴朗なれど風強し。されど、明治末から９４回続いた大菊人形展も明日で終幕なので、一度見ておこうと思って「ひらかたパーク」に 行く。 菊人形は職人の後継者がおらず、これ以上続けることは難しいそうで、これを限りと菊人形を惜しむ人で大変賑わっている。 ひらぱー（通称）に来たのは、なんと広告会社の新入社員研修で来場者実態アンケート調査をやらされて以来である。 また当時はバラ園と簡単な遊園設備しかなかったように思うが、現在ではめまいの遊びともいえるスピードとスリルのある乗物類やアトラクションホールが沢山設けられているのに驚いた。 菊人形のテーマはほぼＮＨＫの大河ドラマに沿っており、今回は「義経」である。今週はちょうど弁慶がやむなく義経を打ちとがめるという涙なくては見られない「安宅の関」の場が放送されていた。 菊人形の方は兄弟再会、五条橋、清盛･常盤、壇ノ浦など９場が設けれており、登場人物に白、黄、赤紫色などの菊装束が見事に施されていた。 短い花の命に託して描かれる歴史絵巻といったところであるが、見物客はそこに主人公たちの栄華とはかない人生をはあらためて感じとる という出し物といえよう。
2005年12月03日
テレビ番組も紅葉づくし、眼下の紅葉にはあきたらず午後から京都嵐山に向かった。駅に着いたらすごい人出だ。駅前のミニスポットで買った和風弁当（４８０円）を中ノ島のベンチで桂川の流れを見ながら食す。 渡月橋を渡り、左に折れて川沿いに歩く。保津川下りの舟が着いて客を降ろしている。昔、女人とこの辺りでボートを借りてたくましく漕い（恋？）だ思い出があるが、レンタル料が１時間１，４００円とのこと、漕ぎすぎて疲労困憊になることが目に見えているので、借りるのはやめた。 見所は、天竜寺や大河内山荘、二尊院など多いが、常寂光寺だけ入場した。当寺は藤原定家が百人一首を編んだ小倉山の中腹にあり、ふだん静かな寺内の坂道は各地からのツアー客も多く、押し合い圧し合いの様であったが、３００円の低料金で参内の紅葉を堪能できた。 もみじ晴れ 声はなやぎぬ 常寂光寺 なお、去来の庵であった落柿舎は、絵に描いたように柿が鈴なりで、由緒を主張するかのごとくであった。 なお、亀山公園には日中国交回復を祝した周恩来の「雨中嵐山」と題した詩碑が建立されており、中国人の観光客が興味深そうに「ユウチャン フェンシャン…」などと朗読したり記念撮影などしていた。 中ノ島にも「日中不再戦」の石碑があったが、両国の関係が不穏な今、京都が日中和平の橋渡しになればなあなんて思った次第。
2005年11月26日
淀川沿いでも公園の紅葉が目立ってまいりました。ただいまの画面は、築３０年のマンションのベランダからの中継の様子ですが、気温１５度の小春日和で木々は朱、紅、橙、黄、緑黄、緑と６色に輝いて見えます。 小鳥のさえずりも聞こえていますがお耳に達していますでしょうか。 淀川も陽光できらめいていますが、河川敷には野球を楽しむ子供たちの姿が見えており、黄色い声が聞こえてまいります。堤防を散策するご年配の方やらの姿もちらほら、みなさんもぜひ今日あたりお近くの公園などにお出かけになってはいかがでしょうか…… 生駒の山々はちょうど雲がかかっており、お見せできないのが残念です。
GoogleEarthで衛星からの地球の３Ｄ映像を久しぶりに見た。 大阪淀川ベリにある我が家を確認し、故郷の伊勢湾岸から南紀、そして京都の御所、淡路島、瀬戸内海の上空と鳥のように自在に飛び回った。広島の瀬戸内にわりと大きい島が沢山あるのには今さらながら驚いた。 熊野や鈴鹿の山系にさしかかると、余輩が臆病なのだろうか、その山の深さに迷い込みそうな怖ろしさを感じ、海上になると吸い込まれそうな慄きを覚えてしまう。 えいっとばかりに懐かしいソウルに飛び、あらためて漢江の大きさに感嘆し、勢い余ってピョンヤンにも上空侵犯してしまったが、市内の川にある小島に競技場があるのを発見、なにか覗いてはいけない所をスパイしているような気持になる。 また、ピョンヤンは緑がほとんど感じられない索漠たる光景であり、どの辺に拉致日本人が閉じ込められているのだろかなど考えると暗澹たる気分に落としめられた。 このソフトのインストールは今のところ英文のみによるが、よく分からぬままにやってたら成功した。 http://earth.google.com/
2005年11月22日
今日が阪神百貨店のセールの最終日で、女性ファッション関係のフロアは特に混雑していた。 そこで、あっと驚くものを見た。 また、火星が東天に大きく輝いていて、あっと驚いた。
2005年10月30日
通天閣に上って見下ろした天王寺動物園は意外と小さかった。動物園のゲートに開園９０周年（大正４年以来）とあり、気さくな女性がゲートを背景にシャッターボタンを押してくれた。園内には子供並みに無料でスルーパス。 平日のため、幼児連れの夫婦とか奥さん同士、そして園児のグループが目につく。 レッサーパンダの庭には三脚を据えてシャッターチャンスを狙う同輩らしき男性がいたので、余輩も３０分ほど待つも立ち上がることはなく、木に登ったり、庭と檻をうろうろしているだけだった。別の知りもの顔のオヤジさんが、当園の飼育係がそのような飼育をしていないからだと講釈。 次に、金網を小刻みにせかせか小突く小リスが 目につき、面白半分に指を高く差し出すと、反応 して飛び上がってきた。客に愛嬌を振りまくこと をよく心がけている。見直した。 あとはペンギンとチンパンジーほか、人間が進 化したよう機敏な運動をする猿類を見て、先の玉 出スーパーで買ったヨモギ餅をベンチで食しなが ら休む。１１時から４時間以上歩いたことになる。
2005年10月29日
新世界に向かう途中で偶然通りかかったのが、当地の労働者の溜まり場、三角公園であった。 今、行政が一帯をあいりん（愛隣）地区と名付けているが、かつては釜ヶ崎と称し、東京の山谷とならんで日本のカスバと言われた日雇労働者や浮浪者があふれたドヤ街の一角がこの三角公園である。 忘れることが出来ないのが、４０数年前に、ここ釜ヶ崎で大騒動が起こっていることだ。 昭和３６年８月１日に轢き逃げされた日雇労働者を警察が放置したことに怒った労働者が西成署や派出所に押しかけ、警察の態度や賃金のピンハネなど日頃のうっ憤もあって２，０００人が暴徒と化したのだ。群集は１万人に膨れ上が り、ヤクザを巻き込んだ警察との市街戦は４日 後にやっと沈静化した事件である。 この２日目か３日目に、仕事帰りに野次馬と 化した余輩は動物園前の広い道路で参観した。 機動隊が西の方から押し寄せると石を投げてい た暴徒は後退し、扇動しておきながら素早く見 物人の中に紛れ込む賢しい輩もいた。 翌３７年、３９年と暴動が発生し、平成７年 までに２３回もの暴動が発生している。 さて、現在、この広場ではホームレス風の人 が目立つ。ここは空き缶回収の拠点でもあるよ うで、空き缶の入った大きな袋が威勢よくトラ ックに積み込まれたりしている。 丁度、昼食前であり、カンパや空き缶の収入 による野菜や肉を使った炊き出しの準備をボラ ンティアの人達が行っていた。 広場を取り囲むように坐ったり寝そべってい るのは５０，６０代の年配者が多く、ジャンバ ーを着用し、キャップをかぶったり髭を生やし ている者が多い。そして足の動きの悪い人もち ょくちょく見かける。白髪の弱弱しい高齢者も。 「お前久しぶりややな、死にかけとるんか」 「そろそろメシの時間やなあ」などの声が聞こ えてくる。 ここにたむろしているのは、あの釜ヶ崎暴動 の頃の労働者ではなく、不況のあおりで追いや られた人達が多いと思われるが他人事ではない。 日本経済を底辺で支えてきた人達も多いはずだ。 他国に湯水の如く、感謝されない多額の支援 をするのもよかろう。マネーゲームも自由だ。 だが、ボランティアまかせでよいわけなない。
ついでに再度、旧飛田遊郭界隈を歩いてみることにした。難波新地乙部遊郭が全焼したのを受けて、飛田遊郭は大正５年に生まれている。 昭和３３年の売春防止法以後は料亭に転じつつ、一般女性は立ち入れないその営みが保たれている。東西に２つ３つの一直線の大正時代？の雰囲気を残した街並みである。左右の２階建て長屋には間口２間ほどの小さな店が並び、店の街灯が整然としている。１５０店ほどあるそうだ。 昼間なので１０数店だけが開店していたが、雛壇に坐ったような女性と、土間の椅子か上がり口に坐った介添えのおばちゃんが客を呼び込むスタイルは全店統制がとれている。 客がつくと、そのエントランスには誰もいなくなるところからして、１店が抱える女性は多くないはずだ。ここぞとこっそり、その可愛い玄関座敷を隠し撮りしたが、通常は決してカメラを持って歩いてはいけないし、女性を連れて歩くのはご法度である。予算は１万円強である。念の為。 昔、書名は忘れたが、黒岩重吾の飛田遊郭界隈における底辺層を描いた小説を読んだことがあるが、壁が象徴するような隠微な遊郭時代と違い、勤める女性の印象は明るくあっけらかん、暗い影はなくなっている。 でもあらためて、彼の西成界隈のいくつかの小説を読んで見たくなった。それと、元妓楼の「百番」という料亭が角にあったが、亭内は日光東照宮をモチーフとした豪華絢爛な造りと聞く。一度、大尽のごとく上がってみたいものだ。http://r.gnavi.co.jp/k069800/http://kagetsurou.sub.jp/tobita1.html
２０年以上前に『愛と青春の旅立ち』とか 『愛と哀しみの果て』『愛と追憶の日々』 『愛と喝采の日々』など、愛と○○というタ イトルの洋画が次々登場した。 そのひとつに『愛と哀しみのボレロ』とい うバレー映画があり、フィナーレにアルゼン チン出身の男性バレリーナー（ジョアルジュ ・ドン）が哀しみを全身（上半身は裸）で表 現しながら、ダイナミックにかつしなやかに 踊る「ボレロ」（ラヴェル作曲）に目を惹か れた。 ストーリーは案の定、忘れているが、この ボレロという音楽は妙に印象深い。 ところで、スペインの舞踏曲の意味ではな く、闘牛士の上着が原型という“ウエストよ り丈が短く通常、前は開けて着用する女性フ ァッション”のボレロをデパートなどで、最 近よく見かける。 今秋はメーカーが流行させようと仕掛けた のあろうか。よくよく見るとレースやらファ ー素材の物もあり、型も長いのや短い物、前 で結ぶものと変化がある。昔むかし、はやっ たことがあったと聞くが、再び女心をつかん でヒットするのであろうか。
2005年10月12日
コメント(3)
ダイエーが再生にあたり６０数店舗を閉鎖しつつあるが、ご当地の店舗も１０月末に閉鎖される。 １００円ショップもあり、地下の讃岐うどんが旨くて休日には自転車でよく出かける店である。それと警備保障会社に勤める姪が数年、当店を担当していたこともあり、無くなることを思うとスッポリ穴が開いたような気持になる。 地下の食品ストアは他社に衣替えされ、残る専門店もあれば撤退する店もあるようだ。 閉店セールが行なわれるなか、店頭ではショッピングセンターの新ネーミングを募集していたので、ビール券でも当ればと「カミンングプラザ」という名称に○印を付けて早速応募した。 １９６０年代以降の大量消費社会を担ったスーパーの創始者、中内前会長は、それこそ人肉を食うや食わずやの極限状態のフィリピンから戦後、復員して三宮の闇市で薬を扱ってひと儲けしたという。（佐野眞一著『カリスマ中内功とダイエーの「戦後」』より） スーパーの原点は大阪・千林の一号店だが、神戸商業高出身で商売の原点は神戸だから、神戸への思い入れは強いものがあろう。 なお、開店から数年後に千林店を見たことがあるが、なにか狭くて、人ごみがすごくとても余輩の寄り付くところではないとの印象が残っている。しかし、巷では近くにも主婦の店ができたとか、行ってみようなどと女子社員が話題にしていたのも覚えている。 そころで、中内さんに一度だけ余輩はお逢いしたことがある。それは大阪の千日前で、まだ、オリエンタルホテルもプランタンも手離しておらず、気軽な様子でグループの店舗を視察に廻ってる姿に５年ほど前だと思うが、ばったり出くわしたのだ。 もうさほど精彩が感じられず、水戸黄門のように２人の男性社員を連れて好々爺の感じで傘下のファーストフーズの店長と握手したりして、デパートにふらリと消えていった。 ひょっとして、ホテルやデパートを手放すいなやの時期であったかもしれない。あるいは、最後の視察であったものかとも今想像する。 ダイエーが売上拡大を志向する一方で、関東に基盤を置くイトーヨーカ堂が利益志向で勢力を伸ばしたのは対照的で、これがバブル崩壊後の明暗を分けることになったのは承知のことで あろう。 たまたま、思い出したことであるが、オイルショックの前後にヨーカ堂からの商圏調査の依頼を受けて、開店予定の柏市で主婦を対象としたグループインタビューを担当したことがある。 何を聴き出すかかといえば、当地での買い物の不便、不満な点である。 インタビューに先立ち、余輩も既存競合店や大型専門店のフロアをぐるぐる観て廻り、特徴をあらかじめ掌握することに努めた。 当地の気候や行事などの地域的特性や消費者特性、ニーズに合わせて、いかに商品や店舗に特徴を持たせるかを導き、当地で一番店になるために、地を這うような現場志向のリサーチが以下に大切かを同社の店舗開発担当者にこのとき教えられたことを銘記しておきたい。 それ以来、出張などで各地に行ったとき、まずスーパーやデパートの地下の食品売場を覗くなどして、当地の食生活の特徴や水準などを観察する悲しい習性が出来てしまった。 今やスーパーの神様といえば、中内氏よりもヨーカー堂の鈴木敏文会長の名を高からしむるに至ったようだが、ときあたかもヨーカ堂も消費者を呼び戻すべく思い切った再生を迫られていると、今夜のＮＨＫスペシャルは伝えている。
2005年09月25日
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・ＴＶ
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
