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2007/07/01
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映画「輝ける女たち」を観に、折角、神戸に出たので、

兵庫県立美術館で開催されている
日本近代画家の「絶筆」展~見果てぬ夢~
帰りに鑑賞して来ました。


絶筆展図録.jpg


「絶筆展」
The Last Works of Japanese Moderen Artists


まさしく、日本近代画家たちの最後の作品・最後の仕事を
展覧した会でした。


人は誰しも“死”を避けることは出来ません。


「死を前にした画家は最後に何を見、そして何を表現するのでしょう」
と問いかけられた本展覧会を、私は、
いつもの美術鑑賞とは違った見方で鑑賞して参りました。


いつもは絵を“感じ”ながら鑑賞しているのですが、

今回は“感じる”こと以外に、作家の想いを
“想い”・“考え”ながら鑑賞して来ました。



100点ほどの作品が展覧されていたのですが、
一点・一点、丁寧に解説が書かれており、
作家の想いを馳せるのに、すごく参考になりました。


自分の死を悟ったのか、
ずっと明るく朗らかな絵を描いておられた画家が
最後の作品において、苦悩に満ちた暗い絵を書かれていたり、


また、死が突然訪れることを
全く予期することもなく旅立った画家は、
明るい絵を残していかれたり、


人生を達観された画家は、
悟りに満ちた神秘的な絵を最後に書かれたり・・・



また、子供の頃や若い頃に見た光景を描かれた方もいれば、


最後の最後に作家の頂点とも言われる絵を
発表された方もあり、


生への執着心をありありと残した絵を書かれる方も
おられたりと


画家一人ひとり異なる、それぞれの最後の作品でした。


また未完の作品も結構展覧されていました。



画家の想いがあまりにもたくさん溢れていて、
私は、涙を流しながら絵を鑑賞してしまいました。



特に・・・

一番最後に特別出展されていた東山魁夷さんの
「新生の樹」(神戸国際会館の緞帳の下絵)の美しさには
言葉も出ませんでした。


最後にこんな美しい作品を残していかれるなんて・・・(涙)



私もこんな人生を歩みたいと思いました。
「私は、人生最後にどんな仕事を残していけるのだろうか・・・」


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

こんな観点で開催される展覧会も
なかなか素晴らしいと思いました。
観に行けて、本当に良かったです。


会期が残り少ないのですが、
少しでも興味の有る方がおられましたら、
是非、足を運んでみて下さい。お勧めです。


~7/8まで
兵庫県立美術館 絶筆展(HP





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Last updated  2007/07/02 12:05:56 AM
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