カテゴリ:美術・芸術・展覧会
サッカー(U22)北京五輪出場決定、
おめでとうございます~ TVで観戦していて、ドキドキしちゃいました~ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ さて、昨日(20日)は、実は、日帰りで 香川県仲多郡琴平町の「金刀比羅宮」に行っておりました~ 私がこんぴらさんを訪れた一番の目的は・・・ そうですぅ~ 伊藤若冲さんの壁画を観るためなんです~ 今、金刀比羅宮では、文化ゾーン整備計画完了記念として、 「金刀比羅宮 書院の美」と言う名で、 通常なら非公開の奥書院などを特別公開しています その特別公開の中に、若冲さんの壁画「花丸図」があるのです この展覧会は、金刀比羅宮の他に、 今年の夏に東京藝術大学 大学美術館(会期終了)・ 来年の春に、三重県立美術館・ そして、来年の秋には、フランス・パリのフランス国立ギメ東洋美術館に 巡回するそうです。 ただ、巡回すると言っても、壁に直接描かれた壁画だけは、 金刀比羅宮に行くしか、本物を観ることができません。 (建物の壁は動かすことが出来ないからね~) 他の巡回先は、現物さながらの写真で、 書院をそのまま再現して展示されるそうです。 香川県・・・ こんぴらさん・・・ うぅ、大阪からだと、ちょっとだけ離れているよ・・・ どうする???でも、本物はこんぴらさんだけだよ・・ と言う事で、後押しなどもあり 思い切って、行ってまいりました~ きゃぁ~ 行ってきた、トータルの感想は・・・ もぅ、もぅ、もぅ、とっても充実して、感動して、 リフレッシュして、生まれ変わって?(笑)帰ってました~ あまりにも充実していた為、このレポはかなり長くなりそうなので、 3回(1回目・応挙編 2回目・若冲編 3回目・琴平町観光)に 分けさせて頂きたいと思います。 興味の無い方には、たいへん申し訳ないのですが、 3日間、金刀比羅宮ネタで、お付き合いくださいまし ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ では、早速、順を追って書いていきます。 1回目・応挙編 まず、宮内・展示会場5ヶ所の内の表書院についてです。 (若冲の絵がある奥書院に行く為には、まずはここからです) この「表書院」は、金刀比羅宮の迎賓館、つまり、 お客様をお迎えする場所だった様です。 (↑表書院・玄関) 表書院の見所は、何と言っても重要文化財に指定されている 円熟期から晩年にかけての丸山応挙の作品群です。 表書院は、迎賓館だけあって、当時の、選りすぐりの絵描きさんを 選んだんだろうなぁ~ 私は、以前から、応挙は、きっちりとした、どちらかというと 真面目な絵を書かれる方、というイメージがありました。 ところが、虎の間の絵を観て、かっちりとした絵ではあるのですが、 かわいいなぁ~と思ってしまいました。 当時、日本に虎はいなかったので、応挙は、 体は毛皮、顔は猫から 「虎」を想像して、これらの壁画を描いたそうです。 だから、なんか可愛いんでしょうね~ 半分、猫になっています(爆) 脚が短くて、小太りで、こっちを向いて睨んでいるんですけど、 なでなでしたくなる様な感じを受けちゃいました もちろん、毛並みなどは、やはりさすが応挙さんって感じで 写実性があって、墨画なのですが、思わず触りたくなる様な ふさふさ感が伝わってきます。 そして、存在感(立体感)もありました。 普段は、ガラス越しでしか観ることができない、この障壁画も 今回の特別展示では、間近に座って観ることが出来る幸せ あ~ありがたいです~ 後、印象に残ったのが、 上段の間に描かれていた「瀑布古松図」(下の写真は部分)です。 (応挙、最晩年の作品) このお部屋は、お殿様をお迎えする最上の部屋だったそうで、 表書院の中でも、やはり一番、絵に迫力がありました。 この絵↑の滝が、お部屋のすぐ横にある、庭の池に 繋がっている様に描かれているそうです。 お庭も利用した障壁画です。 日本の美を感じました そして、上段の間の手前、“二の間”に描かれていたのは「春景山水図」 (写真なくてすみません) この絵は、相対する「瀑布古松図」とは反対に “静”な感じ。 ガイドの方が、この絵は、京都の嵐山を描いていると、 おっしゃっていた様な気がするのですが、 あんまり嵐山っぽくなかった様な気がしました。 私の聞き間違いだったのかな。 でも、当時の嵐山は、あんな感じだったのかもしれませんね。 とまぁ、表書院は、応挙一色でございました。 もう、ここで既に、満腹状態の私。 やっぱ、来て良かったわぁ~ あ、それから、何が良かったって、 どの“お部屋”にもガイドさんがいてくれて、ちゃんと解説をして下さるんです。 すばらしいサービスだなぁと感動してしまいました。 私が行った時は空いていたので、 いっぱい質問させて頂きました。ありがとう あ~長くなりました。 今日はこれまでです。続きは明日~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/11/22 01:35:03 PM
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