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2008/01/28
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さてさて、昨日の続きですうっしっし



ムンクと言えば、「叫び」や「マドンナ」・

下矢印「吸血鬼」(←ちなみに、この題名はムンク自身がつけたものではないそうです)
S「吸血鬼」1893-94年.jpg

下矢印「不安」
S「不安」1894年.jpg

下矢印「声・夏の夜」
S「声・夏の夜」1893年.jpg


その他、「思春期」・「病める子供」など、

暗・嘆・病・悲・狂などといった漢字が
ぴったり当てはまる作品が有名だと思います。


これら暗めの絵の多くを、彼は、人生前半(30代頃まで)に描いています。
彼の「不安」の時代ですしょんぼり


この展覧会では、この時代の作品を
前半部分(第1章~2章)で展示しています。
(一部、40代以降に同じテーマで描き直した作品も、このコーナーに展示されています。)



         *



この後、彼は、40代を過ぎた頃、
一度、精神病院に入院することになりますが

この退院前後から、絵(特に色彩)に明るさが出てきますきらきら

きっと、精神的に落ち着いたんでしょうね。


これら(ムンク40代以降)の作品を、この展覧会では、
後半部分(第3章~第7章)で展示しています。



素人の私が観ても、
明らかに、前半部分の絵と感じが違います。



絵から「不安」さが無くなり、
逆に「自信」さえ感じられました。



前半の作品ほど有名ではないのかもしれませんが、
私は、これら後半の作品も、いいなぁ~ダブルハートと思いました。



特に、彼が晩年に手がけた
《フレイア・フリーズ》《労働者フリーズ》に関しては、

絵全体から、彼の労働者達に対する愛情を感じましたピンクハート



また、オスロ大学講堂の壁画シリーズに関しては、
彼のノルウェーに対する誇り・愛着を感じましたきらきら



         *



今回、彼の一生の絵を鑑賞することで、
“絵”って、画家のその時の心の状況を、如実に表すんだなぁと
改めて感じました。(そうでない画家さんもおられるとは思いますが)



私、発達心理学(一生・成長)にも興味があるので、
芸術と心理学を絡めた本を、今度、読んでみようかなぁと
思いました。

  



         *



私、実は、20代前半に、ノルウェー・オスロにある
ムンク美術館に、実際に行ったことがあります飛行機


その時には、この展覧会以上のムンクの作品を、
鑑賞したはずなのに、


ここまでの想い入れを感じることが出来ませんでした。


作品を作る側もそうですが、

鑑賞する側も、その時の状況や、経験具合によって
感じ方が成長?したり、変わったりするんだなってことも

この展覧会に行って、感じました。



         *




行けてよかったと思います。
本当にありがたいです目がハート



ムンク展 ~3/30まで

兵庫県立美術館 HP


(※ 美術館出口付近で、上の絵を含む全5点の作品を
自宅や携帯に送信してもいいサービスを実施されています。)





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Last updated  2008/01/29 07:11:26 AM
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