カテゴリ:美術・芸術・展覧会
2010年に奈良県で開催予定・平城遷都1300年祭の
マスコットキャラクター「せんとくん」 (ご参照→平城遷都1300年祭HP) かわいくないだの、仏を侮辱しているだの、 名前が既に他で使用されているだの、 発表と同時に、色々と世間を賑わせております。 私も、最初、彼を観た時には 「アイタタ・・・」と思った一人。 でも、見慣れてくると、 段々可愛らしく思えてくるから、不思議 また、どうやら、この騒ぎが かなりの額の宣伝効果にもなったそうで、 彼に決まって逆によかったのかも~?! 奈良出身の私としては、 郷里の動向は、どうしても気になってしまいます。 2年後の「遷都1300年祭」、 無事に成功してほしいですね~ 皆様、奈良にお越し下さいませね~ * さて、今日は、これまた備忘録で、 奈良に関係した展覧会「東大寺御宝・昭和大納経展」について この展覧会には、 1980年の東大寺大仏殿・昭和大修理の落成を祝い 文化勲章受賞者などから奉納された、 華厳経60巻(つまりお経)などの作品が、 東大寺寺宝とともに展示されていました。 * 私、これほどの経文を一度に拝見したのは、 これが初めてかも。 杉岡華邨さん・今井凌雪さん・高木聖鶴さんなど 知ったお名前の書家が、お経を奉納されていて、 なんとも贅沢。 (字を比べるのも面白かった) それに加え、経巻には、見返し絵が それぞれ付けられていて、 この絵を担当された画家さんも、超一流ばかり。 (この絵が、どれもお経に合っていて、すごく美しい) 東山魁夷さん・奥村土牛さん・上村松皇さん・・・ また、今度、鑑賞に行く秋野不矩さんも絵を描かれていました。 どれも豪華かつ、美しかった~ 私、この大仏殿昭和大修理落成が行われた、1980年には この世に生を受けておりましたが、 小さかった為、この行事に関しての記憶は全くございません。 しかし近くで、こんな豪華なお経奉納などの行事が されていたんだなぁ~と思うと、 記憶にないのが、ちょっともったいない感じがしました * それから、東大寺寺宝も興味深かったですね~ 特に印象に残ったのが、 「大愛道比丘尼経・下巻」でした。 これは、光明皇后が両親の供養のために発願し、 書写させた一切経なのですが、 ここに書かれていた日付が 「天平十二年五月一日」となっていたことに、 感動してしまいました。 年号が「天平」なんですよね~ 1300年近い昔、同じ季節に書かれた巻物が 目の前にある不思議。 これを書いた人はどんな方だったのかなぁ~と 思いをはせてしまいました。 * この展覧会、この後、東京に巡回するそうです。 5/24~7/21 大倉集古館 HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/05/02 01:36:43 AM
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