カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日は、奈良県立美術館で開催されている
「ミネアポリス美術館秘蔵 浮世絵展」について。 * この展覧会は、 アメリカ・ミネアポリス美術館が所蔵している 浮世絵245点(前後期・総入替展示)を、 1.浮世絵誕生期(17世紀後期~18世紀前期) 鳥居清倍 「烏模様着立美人」 2.錦絵の誕生(18世紀中期~後期) 鈴木春信 「見立菊慈童」 3.黄金期(18世紀末~19世紀初期) 喜多川歌麿 高名美人六家撰「富本豊雛」 4.爛熟期(19世紀前期~中期) 歌川広重 東海道五十三次「庄野 白雨」 という4つのコーナーに分けて展示していました。 (1と2の画像はイメージ、3と4の画像は実際に展示されています) * 展示作品を年代順に鑑賞することにより、 浮世絵の発展を、自然に比較・理解することができるので、 私のような初心者には、うってつけの展覧会でした~ 初期の作品と 爛熟期の作品とを観比べると、 絵の深みや技術の違いに、驚く位大きな差がありました。 このように、初期から順番に観ていくと、 爛熟期の「歌川広重」や「葛飾北斎」の作品を、 より素晴らしく感じることができると思います。 観客の皆さんも同じ想いだったのか、 爛熟期の作品の前では、ガクンと鑑賞のスピードが落ち、 停滞してしまいました ホンマうまいわぁ~ 色もきれいやわぁ~ (特に青色系) * また、私は、1/5に葛飾北斎展(ブログ)で、 浮世絵の摺り上げ実演を見学したので、 今回は、それぞれの絵の制作過程を想像しながら 鑑賞してしまい、更に時間がかかってしまいました。 * 私が行った時は、すでに展示後期(5/1~5/25)に 入っていましたので、 総入れ替え前の前期作品も観たかったなぁ~と 強く思ってしまい・・・ 結局、また図録を購入してしまいました。。。Orz けど、この図録(日本の展覧会には珍しいA5版)は 絵本のようで、とっても可愛らしんです いつの日か、私に、子供を育てるチャンスが訪れたら 子供と一緒に眺めてみたいな、って思わせる図録でした 購入してから何度も眺めています。 お気に入り * 今回の展覧会、保存状態もかなりよく、 質の高い作品が来ていたんじゃないかと思います。 「ミネアポリス美術館秘蔵 浮世絵展」~5/25まで 奈良県立美術館 HP ※この後、長野・サンリツ服部美術館に巡回(6/10~7/10)するそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/05/06 12:28:02 PM
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