カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日は、京都文化博物館で開催されている
「源氏物語千年紀展」について * 私、今年の3月にも 別の美術館で開催されていた 源氏物語関係の展覧会に行ってきたのですが(3/1ブログ)、 今回のこの展覧会は、それに比べて出品数も多く、 はるかに中身が充実していました。 お陰で、前回以上に すごく楽しかったです * 展覧会のコーナーは、 プロローグ → 第1章 作者・紫式部 → 第2章 源氏物語の世界 → 第3章 写本 その営みと美 → 第4章 源氏物語の楽しみ 享受の歴史 → エピローグ という6つに分かれていました。 私がこの中で、特に楽しかったのは、 第2章の「源氏物語の世界」と 第4章の「源氏物語の楽しみ 享受の歴史」のコーナーでした。 * 第2章の「源氏物語の世界」では、 源氏物語を描いた屏風・色紙などが展示されていました。 ここの良いところは、 屏風などに描かれた「絵(シーン)」の説明・解説が それぞれ、ちゃんとあったこと。 これだと、はっきりと源氏物語を知らない人が観ても どういう意味を持った絵かを 理解しながら鑑賞できますよね~ 京文さん、なかなか親切 また、私が、このコーナーで一番印象に残ったのは、 重要文化財の「車争い図屏風」 この屏風には、 葵の上と六条御息所の、路上確執シーンが描かれています。 これは、この車争いをきっかけとして、 嫉妬に狂った六条御息所が、生き霊になっちゃう 重要なシーンですよね。 私、葵の上が好きだから このシーンは、とっても印象的なんです。 * 続いて、第4章「源氏物語の楽しみ 享受の歴史」 ここにも、源氏物語を描いた様々な時代の作品が 展示されていたのですが、 私が一番、感激したのは、 大和和紀さんの「あさきゆめみし」の原画数枚が展示されていたこと 印刷されているものとは比べ物にならない位、 めっちゃきれいなのっ この絵を観賞しながら、 ジャラジャラお釣りが出てくる音がしました(笑) 観にきて本当に良かった~ ↓ あさきゆめみし 全13巻 大和和紀/作 また、このコーナーには、 源氏物語が、海外で翻訳されている本も 展示されていました。 確か、18ヶ国語に翻訳されているって 紹介されていたように記憶しています。 で、その横に面白いものを発見してしまいました ↓ 現代京ことば訳・源氏物語 京ことばで書かれた「源氏物語」 お国ことば大好きな私にとって、 この本は、なんて魅力的なんでしょう (今までこの本の存在を知りませんでした) 大好きな「源氏物語」に 大好きな「お国ことば(ここでは、京ことば)」 早速、図書館に予約してしまいました 千年紀の今年、 ゆっくり・まったりと「源氏物語」を 京ことばで読み返してみましょう 源氏物語千年紀展 ~6/8 京都文化博物館 HP 追:この日、別フロアにて「紫の縁」展も開催されていたので 少しだけのぞいてみました。 ここには、源氏物語の頃の時代衣装(十二単など)が 十数点、展示されていました。(希望者には着装も可でした) 着物ってホント素敵 様々な色の組み合わせ、勉強になっちゃった。 十二単、着てみたい~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/05/20 07:22:22 AM
[美術・芸術・展覧会] カテゴリの最新記事
|
|