カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日は、
MIHO MUSEUM「与謝蕪村展」について。 * 行ってまいりました、MIHO MUSEUM 大阪からだと、やっぱり遠かったぁ~! まるで遠足(小旅行)の様でした 美術館の場所は、滋賀県・信楽。 琵琶湖よりもはるか南の湖南アルプス山中。 JR琵琶湖線・石山駅から バスに乗り換えて約50分 途中、山道を走る為、 少し気分が悪くなりながらも、ようやく着いた 山の中の美術館「MIHO MUSEUM」 * バスから降りた瞬間から、 空気が違いました。 澄明 爽涼 信楽って、近畿地方の中でも 最も寒い地域って、よく言われますが、 まさに、その通り。 出発した大阪では、蒸し暑かったのに 到着した信楽では、涼しさを感じました。 * 美術館に着いて、まず驚いたことは、平日にも関わらず たくさんの方が来られていたことでした。 (私は、休日出勤の振替休日を利用して行きました) それに、外国人さんも結構 来られていて、びっくり この日、私が気がついただけで、 中国語・英語・ドイツ語が聞こえてきました。 また、美術館内のパンフレットには、 韓国語の案内もありました。 平日、こんな遠い美術館に何故 こんなにも人が集まるのか??? * しかし、美術館の中に入って その謎が少し解けたような気がしました。 まず、美術館の係員さんの接客態度が 高級ホテル並に素晴らしい。 自然で嫌みのない丁寧な対応に、 すごくリッチな気分にさせられます * 次に、建物が びっくりする位、美しい この美術館を設計したのは、 フランス・ルーブル美術館のガラスのピラミッドなどを設計した、 I.M.ペイさん。 私は、美術館棟に一歩足を踏み入れると、 まるで、ガラスの万華鏡の中に入ってしまったかのような 錯覚を覚えてしまいました。 この時点でデジカメを持ってくればよかったと 激しく後悔です。 あまりにも美しかったので、 携帯電話のカメラで撮影した、 美術館棟の写真を何点か、貼り付けておきます。 この建物だけでも、観に来れて良かったと思いました。 * そしてとどめは、 特別展とコレクション展示物の充実ぶりでした。 長くなってしまうので、 作品のことは詳しく書きませんが、 特別展の「与謝蕪村展」では、 国宝“十宜帖”を見ることができてラッキーでしたし、 常設展(コレクション)では、 古代エジプト、西アジア、 ギリシャ、ローマ、南アジア、ペルシャ、中央アジアなどの 古代美術が展示されていて、 私を古代文明へと誘ってくれました。 コレクションのどれもこれもが、 美しい輝きを放っていましたが、 私は、やはり一番に、自然光の元に置かれた ガンダーラ仏立像に惹かれてしまいました。 あの優しい、包み込むような表情の仏様を見ていると、 なぜか、救われるような気がしました(笑) すごく心が休まりました。 「ありがとうございます」という言葉が 自然に出てくる感じです。 * しかし、さすが、私設美術館ですね。 贅をつくしていました 公の美術館では、ここまではできないな。 フランス・ミシュラン社が発行した、 日本の観光ガイドブックの中で、 この「MINO MUSEUM」は、見事、 三ツ星を獲得したそうです。 私にとっては、恐ろしく?遠い場所でしたけど、 行くだけの価値はあったと思いました。 与謝蕪村展-翔けめぐる創意- ~6/8まで MIHO MUSEUM 公式HP ↑開館期間にご注意を。 ※桜と紅葉の時期は、 美術館周辺が、より美しくなるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/06/05 12:46:28 AM
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