カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日は、大阪市立東洋陶磁美術館で開催されている
「鼻煙壺1000展」について。 この展覧会は、大阪市が、沖正一郎さんという方から、 1200点ほどの鼻煙壺コレクションを寄贈されたことを記念して 開催されたものです。 (↓参考) 上品な鼻煙壺五彩花鳥図の鼻煙壺中国清朝後期 【古美術骨董品・中国清朝後期】 * 私、この展覧会に行くまで 「鼻煙壺」なるものの存在を知りませんでした。 ですので、まずは私の為に、 この展覧会リーフレットより抜粋した 用語の説明を(笑) 「鼻煙壺」=・嗅ぎ煙草を入れるための小さな容器 ・清朝の宮廷で大流行 ・湿潤なアジアの気候に合わせた密閉式の中国独自の壺型容器 (ヨーロッパでは、箱形容器) 「嗅ぎ煙草」=香料などを調合した粉末状のタバコを 鼻孔にすりつけたり、吸い込んだりして その香りと刺激を楽しむもの * 存在すら知らなかった「鼻煙壺」の展覧会ですので、 私は、さほど期待せずに美術館を訪れたのですが、 これが、またもや感動してしまいました・・・ 香水入れに似た、 掌にすっぽり収まる小さな、小さな壺たち。 それら全てに 趣向を凝らした装飾・制作がされていて、 かなりの展示数にも関わらず、 飽きることがありませんでした。 例えば、「形」においても、 普通の壺型だけでなく 魚・蝉や花など、何かを形どったタイプもありましたし、 また、素材も、 磁気だけでなく、 ガラス、象牙、銀などの金属、石など 様々なタイプの物が展示されていました。 (ガラス製の壺にいたっては、エミール・ガレ顔負けです?!笑) もちろん、表面に描かれた絵たちも 芸術でした。 * 参考写真をUPする為に、 楽天で試しに「鼻煙壺」を検索すると 予想以上にたくさん出てきました。 その中から何点か貼り付けておきますね。 「鼻煙壺」ってこんな感じです↓ 鼻煙壺/びえんこ B-98 --- 鼻煙壺 鶴に桃 【古美術骨董品・清朝後期の品】 吉祥カラーの双子スタイル鼻煙壺240【Chinafesta2008】 鮮やかに龍が舞う鼻煙壺236【Chinafesta2008】 * 美しい壺たちを観ていたら、私、 「嗅ぎ煙草」にも興味を持ってしまいました。 私、気管支があまり強くないので、 普段、煙草を一切吸わないのですが、 嗅ぎ煙草だったら、私の気管支も耐えられるのかな・・・ なぁんて、思ってしまいました 周りにも「煙」で迷惑かけないのが いいですしね ・・・ と言っても、どこで「嗅ぎ煙草」の粉末を 手に入れられるのかがわからないんですけどね(笑) * しかし、この展覧会を鑑賞して、実は 一番に思ったことが・・・ 世の中には、本当に様々なコレクターさんが おられるんだわ~ってこと ・・・でしたっ この膨大な量の鼻煙壺をひとりで?集められた 「沖正一郎」さん、 あなたって人は、本当にすごいよ! いやはや・・・ 鼻煙壺1000展 ~9/28まで 大阪市立東洋陶磁美術館 HP ※平日に行ったのに、結構なお客様が来られていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/29 01:30:58 AM
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