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2008/10/12
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今週は、「芸術の秋葉」と称して?
展覧会関係のお話を中心に書いていこうと思います。



      *



さて、第一段は、
2週間ほど前に鑑賞しました、

艶●源氏展
~和紙と光と音が織りなす、壮大な空間絵巻~

について。

源氏.jpg

↑すみません、写真が光ってしまいました・・・


この展覧会は、

和紙塑像家・内海清美さんが作られた
和紙人形たち(約350体)による、

源氏物語の中の16シーンが展示されていました。



      *



これら、内海さんによって作られた人形たちは、

男は煩悩(♂型)、
女は理性(♀型)として表現されていました。




内海さんは、
これら“煩悩”・“理性”共に
「重く、苦しく、しんどい」ことだと定義?されていました。





女は理性・・・



う~ん。

自分の願望に、ものすごく素直な私は「理性」で
これまで苦しんだことがあんまりありません。



けれど、源氏物語が作られた頃の女性たちは、

今の私たちとは比べられないくらいの
「女性としてこうあるべき」という縛り(道徳)に
苦しめられていたのかなぁ~と

この人形展を観て、感じました。



      *



また、展覧会の題に「艶」という字が入っていることにも
納得です。




内海さんの手によって作られた男性、特に「光源氏」の表情は、
美しいというよりかは、

「欲望」が前面に押し出されていて、
妙に生々しい・・・


“男は煩悩”


まさにそのとおりの表情をしていました。





人形たちは、全身「白色」にこだわって作られていたのですが、
表現された「艶めかしさ」によって

それが、全く「白色」に見えない。




また、会場内で流されていた音楽も、
源氏物語自体が持つ「流麗」というイメージからは、

大よそかけ離れたメロディーで、
聴いていて、落ち着かない。




宮廷の中の人物たちは、執拗に?精巧に作られていたのに、
市井の民たちは、細く醜く作られていて

そのギャップの激しさに、民の嫉妬や恨みが感じられ、
怖い。。。





原作の「源氏物語」が表面とすれば、

この展覧会で表現されていた「源氏物語」は
それの裏面って感じでしょうか。





なかなか不思議で、

文学「源氏物語」の域を超えて(別個のものとして)
人間の本質をよく表していた?展覧会だったんじゃないかと

思いました。





追:私が鑑賞した時に、内海さんご本人が来られていました。





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Last updated  2008/10/13 12:37:01 AM
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