カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日は、この10月にオープンしたばかりの
「ブリーゼ・ブリーゼ」(大阪・西梅田)に初訪問。 訪問の目的は、 友人が関連しているフォーラムが このタワーのホールで開催されるから。 フォーラムの途中、短い時間だったけど 橋下大阪府知事がサプライズゲストとして来られ、 生で話を聞くことができました。 これからの大阪→ 「技」「匠」を育て、 「個」「民」を大切にするとのこと。 * フォーラムの後は、奈良に移動し、 「興福寺国宝特別公開二〇〇八」と 「正倉院展」を鑑賞。 今日は、まずは 「興福寺国宝特別公開二〇〇八」について。 * これは、興福寺のシンボルである 五重塔(国宝)の初層と、南円堂(重文)の内陣を 特別に公開するという企画。 奈良出身の私にとって 興福寺は、あまりにも身近な存在で、 これまでここを特別に感じることがありませんでした。 しかし今日は、“鑑賞者”として、あらためて、外からの視点で 興福寺を見てみることにしました。 * 興福寺に着いて、人の多さにびっくり 五重塔は、入場するのに20~30分待ち 南円堂は、5~10分待ち 皆さん、正倉院展とセットでに来られているんだと 思うんだけど、 ここを毎日見て育った私には 何だか不思議な感じ。 まずは南円堂から。 ここは、西国三十三所第九番札所でもあるので、 辺り一面、お線香の煙が漂っています。 この香りを嗅ぐだけで なぜかホッとする私。 小さい頃から慣れ親しんだ香りだからかな。 お堂の中に入ると、 木造・四天王立像と観音菩薩像が迎えてくれます。 どちらも国宝。 四天王立像は、どれも威厳をたたえた精巧な作り。 観音菩薩像は、物事の真髄・真相を洞察するかのような 静かな静かな眼が印象に残りました。 続いて、五重塔初層(1階部分) 私、今回、生まれて初めて 興福寺五重塔(国宝)の中に入りました。 意外と狭い。 中には、東西南北に配置された 12体の仏様が安置されていました。 リーフレットによると この配置の仕方は、曼荼羅風で貴重な事例だとか。 南円堂にしても、五重塔にしても、 中で簡単な解説をしてくれるので 参考になります。 * 入場券を購入すると、 合わせて常時、公開している東金堂(国宝)と国宝館も 拝観することができます。 東金堂 奥行きの狭い、横長のつくり。 その中に所狭しと、横にずらずらと仏様たちが 並んでおられます。 私は、特に今回は文殊菩薩坐像の前で しっかりと手を合わせてきました。 東金堂の文殊さんは、 ふくよかなお顔をされていました。 国宝館 時間がなく、駆け足で鑑賞 しかし、駆け足で鑑賞するには かなりもったいない位のお宝(国宝・重文)ばかり。 まさに「国宝」館! 阿修羅像の美しさに見惚れてしまう * これまでそこにあるのが当たり前だと思って 意識していなかったものが 今回、外からの視点で鑑賞することで、 実は自分が、国宝・重文と隣り合わせで 大きくなった(成長してきた)ことを 再認識することができました。 こんなに身近に こんなにたくさんのお宝があったのか・・・ すごく贅沢なことだったんだわ。 その「幸せ」を噛みしめながら「正倉院展」に移動。 「正倉院展」については また後日。 興福寺国宝特別公開二〇〇八 ~11/24 興福寺 HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/10 12:14:53 AM
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