カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日は、「第60回・正倉院展」について。
* この展覧会、残念ながら昨日(10日)で 開催が終わってしまいましたので いつもながら、備忘録で。 * 夕方からは、若干、空いているとの情報から 私たちは「正倉院展」を、16時半頃から鑑賞することにしました。 (金土日祝は19時まで開館) 入場待ち約10分。 中に入ったら、 激混みとまでは言えないけど やっぱり人が多い・・・orz 仕方ないよな、 会期期間も短いし。 * 以下、この展覧会で私が気に入った展示物を 簡単に記録しておきます。 ・平螺鈿背八角鏡(参考写真) これ、私が一番楽しみにしていた展示物。 このデザインは、かなり私好み。 可愛らしくて、美しくて・・・ デザインだけでなく、 螺鈿や赤いコハクの魅惑的な輝きに魅了され、 かなり長い間、貼りついて眺めていました(笑) 聖武天皇の遺愛品リストにも 記載されていた由緒正しい銅鏡だとか。 ・紫檀木画双六局(参考写真) このデザインもかなり好み。 双六台に、お花や鳥、植物、その蔓などの模様を彫り込んで、 そこに木片をはめ込んだ 丁寧な作り。 やっぱり“いいもの”って いちいち作りが丁寧なんだよな。 その丁寧さに、また魅了され。 ・金銅幡(参考写真) このデザインもかなり好み。 金属で作られている幡ですが、 葉など自然のものを模ったデザインの柔らかさにより、 全く冷たさを感じません。 ・紫皮裁文珠玉飾(参考写真) このデザインもかなり好み←さっきからこればっかり(笑) 小さなお花などが刺繍され、 また、縁には小さなビーズのようなものが 飾り付けされて なんて可愛いんだ~ 色は落ちていたけど、 作られた当時の鮮やかさが、十分に想像できる作品でした。 ・刻彫尺八(参考写真) このデザインもかなり素敵~ この尺八の実際の音色も会場内で 放送されていました。 ・白瑠璃碗(参考写真) 外側に80個の円形のカットが施された ガラスの器。 参考展示として出展されていた、 「土」の中から発見された同じガラス器と比較して、 正倉院の宝物の保存状態の良さがよく分かりました。 ・虹龍 テンのミイラ。 あまりにきれいな保存状態に驚いてしまいました。 ・奈良時代の下級役人の始末書・休暇願 始末書からは、必死に謝っている役人の姿が 見えるような気がして、微笑ましく思ってしまいました。 古の人も、現代人も、やっていることは そんなに変わらないんだなぁ~ また、休暇届からは 当時の写経のお仕事の大変さ・厳しさが分かりました。 そのすぐ横のコーナーには 光明皇后が両親の為(だったと思う)に奉納した 経典数千本の一部が展示されており、 さっきの役人たちが、頑張ってこれらを書いたのかなぁ~ 大変だったろうなぁ~と しみじみ眺めてしまいました。 * やっぱり、正倉院展、 美しいものを展示してくれますね。 お陰で、結構な時間、鑑賞してしまいました。 博物館を出た時には、外は真っ暗。 でも、置かれていたろうそくの明かりたちで 幻想的な雰囲気に包まれていた、 博物館(新館)の外観を観ることができました。 ↓ 満足 いつまで表示されているか分かりませんが、 詳しくは↓ 第60回 正倉院展 奈良国立博物館 HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/12 12:23:22 AM
[美術・芸術・展覧会] カテゴリの最新記事
|
|