カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日から2月。
1月は忙しすぎて、 まともにブログ更新ができませんでした。 今月は、もう少し、時間に余裕ができるといいなぁ~ * さて今日は、1月初め頃に行ってきました、 京都文化博物館「ノリタケデザイン 100年の歴史展」について。 * 私、ノリタケの食器には、 ちょっとした思い出があったりするので、 この展覧会、 行く前からすごく楽しみにしていました。 * まずは、この展覧会のことを リーフレットより抜粋などしながら紹介。 我が国の洋食器産業の礎を築いたノリタケカンパニー。 明治37(1904)年の創業より約100年、 その歴史は、日本の洋食器の歴史そのものといっても 過言ではない。 展覧会では、明治末から昭和初期にかけて製作された 「オールドノリタケ」、日本初のディーナー皿、 また、製作用・営業用のデザイン画帖などを展示し、 ノリタケの全貌とその魅力を紹介します。 ノリタケの高級食器ワンクラス上の品を贈りませんか華麗句[はなれいく]茶器揃 ノリタケの高級食器ワンクラス上の品を贈りませんかレースウッドゴールドティーコーヒー碗皿ペア * う~ん、派手でした 特に、ノリタケ創業初期に製作された「オールドノリタケ」! 輸出先のアメリカに負けないよう粋がっていたのか、 或いは、おもねっていたのか、 ちょっと・・・orz そのどれもが、私は好きになれないケバさでした。 金や多くの色を使えば豪華に見えると 勘違いしていたのかな。 まぁ、アメリカっぽいと言えば それまでなんですけれども。。。 繊細で、微妙な危うさを持った作品が 好きな私としては、 ちょっとガックリでした。 * ただ、今回の展覧会が初公開という“デザイン画帖”は、 かなり美しかったです。 「デザイン画帖」とは、ノリタケのデザイナーたちが 洋食器のデザインを、手書きで紙に描いたもので、 製作工程では、その画帖を見ながら 器に画付けをしたとのこと。 会場内に一同に展示された画帖は、壮観で、 美しい絵画集を眺めている感じがしました。 当時のデザイナーさんたちの実力が わかるというものです。 しかし、それが実際に器に色づけされて器として 出来あがってくると、途端に 私の好みではなくなってしまうんですよね * 展示中ほどに、 日本初のディナーセットのSEDANシリーズが 展示されていました。 このあたりから、段々と 私好みの作品が展示されてきます。 そうこなくっちゃ。 展示後半は、 オールドノリタケのような 虚勢を張ったような作品ではなく、 ほどよく力が抜け、余裕すら感じる落ち着いた作品たちに 魅了されながら、鑑賞致しました。 ノリタケも、ディナーセットを完成させることで、 自信がついたのかな。 * そのほか、ラスター彩作品のツヤや、 大戦終了後から1952年頃までに製作された作品の裏印が 「made in Japan」ではなく、 「made in occupied Japan」に なっていたのが印象的でした。 * ノリタケデザイン 100年の歴史展 ~3/15まで 京都文化博物館 HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/03 12:47:10 AM
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