カテゴリ:美術・芸術・展覧会
今日は、兵庫県立美術館で開催されている
「ウィーン美術史美術館所蔵・静物画の秘密展」について。 * 静物画って、私、以前はあんまり興味がなかったのですが、 昨年、「食べる西洋美術史~“最後の晩餐”から読む~」(2008/10/27ブログ)を 読んでから、考えが少し変わりました 静物画って、かなり奥が深い! 物がただ描かれているのではなく、 そこには、様々な意味が込められている。。。 絵の美しさを鑑賞するだけでなく、 画家が絵に込めた想い・思想を感じ取ってこそ?の 静物画鑑賞。 う~ん、 実に深遠でございます。 はたして私は、静物画たちの持つ それぞれの深い意味を読み取ることができるのか・・・ ということで、 今回の静物画中心の美術展は、 ある意味「挑戦者」のような気持で 訪問させて頂きました♪ * おぉ~、さすが、静物画展です。 写実的な作品ばかりで、 絵そのもの「美」を鑑賞するには、 とても分かりやすい展覧会だったと思います。 特に、そのリアルさのおかげで、 狩猟で得た(殺された)獲物を描いた静物画たちは、 お金を出されても 自分の家には飾りたくないと思ってしまいました(笑) * 展示されていた絵には、 キャプションが丁寧につけられていました。 お陰で、各絵に込められた意味が よく分かり、鑑賞の助けになりました。 当初の“挑戦者”気分は途中で、 どこかに去っちゃいましたね~ * 静物画には、 ヴァニタス(虚栄) はかなさ を描いている作品が多く存在します。 私も以前より、世の中や人生に関して 少なからず、そう思っているので、 ヴァニタス系の展示作品を解釈しながら、 それらの「絵」が心にストンと 落ちてくる感じがしました。 ちょっと哲学っぽいですね * 読み物としても面白いと思ったので、 今回も、図録を購入してしまいました * ↓ 美術展出口で、下記の絵を含む全5点の作品を 自宅や携帯に送信してもいいサービスを実施されています。 ↑ 今回一番の目玉作品 ベラスケス画「薔薇色の衣裳のマルガリータ王女」 まぁまぁだったかな。 ↑ 牡蠣・レモンのフレッシュさが、すごくよくわかる絵でした。 ↑ ヴァニタスの静物画 ↑ 非常に細かく丁寧に描かれた作品。 絵の中に、小さな虫たちが いくつか描かれているのですが、 それらを発見するのが結構楽しかったです。 * 詳しくは↓ 「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」~3/29まで 兵庫県立美術館 HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/10 12:43:10 AM
[美術・芸術・展覧会] カテゴリの最新記事
|
|