カテゴリ:美術・芸術・展覧会
先日、気になった新聞記事(抜粋)
<2/20 朝日新聞朝刊より> 「語彙、ジェスチャーで豊かに」 米シカゴ大、幼児と家族を調査 赤ちゃんに身振り手振りで接すると、語彙が豊富になる。 米シカゴ大が、50人の幼児とその家族を3年にわたり 追跡調査した結果、 子供の言語学習にジェスチャーが重要な役割を果たしていることを 明らかにした。(13日付米科学誌サイエンスに発表) (中略) 赤ちゃんが4歳半になった時、 生後14か月の段階で多くのジェスチャーを 使っていた子ほど語彙が豊富だった。 赤ちゃんと両親のジェスチャーの数は比例しており、 ジェスチャーが言葉の学習の手助けになったと考えられる。 研究チームは、 「語彙の差は、小学校生活への影響が大きい。 両親の話し言葉と同様、身ぶり手ぶりも重要だ」 私、身ぶり手ぶりが結構大きい(多い)人なので、 この記事を当てはめてみると、 私に子供ができた場合、 語彙の豊富な赤ちゃんが育つってことになりますね♪ 試してみたい(笑) * さて、今日は、3/22まで大阪市立東洋陶磁美術館で開催されている 「濱田庄司展」について。 これ、 鑑賞し終わった後、 気持がほっこりする良い展覧会でした~ 陶芸家・濱田庄司さん。 柳宗悦、河井寛次郎らとともに 「民藝運動」を推進したお一人で、 その志・想いは、彼の陶芸作品に、 実によく表現されていました。 (※民藝運動= 日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の無名な日用品の中に 「用の美」を見出し、活用する日本独自の運動・Wikipediaより) 1955年に人間国宝に認定された後も、 その考えは決してぶれることなく、 最後まで、「実用」されることを主眼に置いた、 実直で、器を使用する人の心に寄り添った あったかい作品を、作り続けておられました。 重要無形文化財・濱田庄司・花瓶(共箱)・安心本物保証 * 私は、これまで、 繊細で、微妙なバランスを持った、 “外観的”貴族風作品が好きだったのですが、 その真逆に位置する、彼の作品を鑑賞している間、 「飾りつけない“内面的”な美しさ」に 何度もハッとさせられました。 彼の作品からは、外観ではなく、 内なる部分からの太くて強い、気高さ・崇高さが感じられました。 これが「民藝の美」なのか! * この展覧会では、 彼の器のあったかさ、安心感以上に、 掲示されていた、彼自身の「言葉」に感動してしまいました。 鑑賞してから、少し時間が経ちますので その言葉の一つ一つを正確に覚えていないのが 残念なのですが、 いくつか、その要旨などをupしておきたいと思います。 (少し表現が変わっていたら、すみません) ・実用できるものを ・一流の土を使って、二流・三流の器をつくるより、 二流の土を使って、一流の物を作る ・知識が鑑賞の邪魔をする、 素直な心で作品を観るべし ・出来上がった作品の裏に自分の「印」を付けない 最初の頃は、何も考えずに「印」を付けていたが、 途中から自然に付けなくなった 作品に必要なのは「印」ではない ・表に出ている“葉”や“花”でなく、 私は目に見えない“根”を自慢したい など。 彼がお書きになった書籍も いつの日か読んでみたい。 * 詳しくは↓ 濱田庄司展 ~3/22まで 大阪市立東洋陶磁美術館 HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/23 12:20:48 AM
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