カテゴリ:美術・芸術・展覧会
昨日(2日)・今日(3日)と連続して、
寺院のお宝展を鑑賞したので、 それらのことを今日・明日の2回に分けて、 ブログに書きたいと思います。 まずは1回目、 「東本願寺の至宝展」から。 * 1.東本願寺の至宝展 この展覧会、 2011年の宗祖親鸞聖人750回御遠忌を記念して、 浄土真宗大谷派の本山・東本願寺(京都)の至宝を 展示したものでした。 う~ん、豪華 寺院って、ホントお金を持っているなぁ~と 思っちゃいました <印象に残った作品> ・円山応挙の襖絵「竹雀図」「老梅図」 どちらも、さっと描いた感じの地味な襖絵なんだけど、 あの“間”といい、“空気感”といい、 何故か印象に残る作品でした。 さすが応挙さん 特に「竹雀図」がお気に入り。 目の前で本当に雀たちが楽しそうに 飛んでいるような気がしました。 ・近衛忠熙(このえ ただひろ)・徳川慶喜 染筆 徳川慶喜が近衛忠熙(篤姫養父)の姿を 漫画調?に描いた作品。 落書きのような絵なんだけど、 でも、その絵からセンスを感じました。 私にはとても書けない。 慶喜って 頭がよくて、冷静で、まじめで、お硬くて、 どっちかっていうと暗いってイメージがあったんだけど、 この絵のお陰で、そのイメージが崩れてしまいました。 意外と、ユニークな人だったのかもしれない。 ・望月玉泉「安養六種図」「唐獅子牡丹図」 これらの絵の豪華さには、 ただただ、圧倒されてしまいました。 描かれたのが明治時代なので 色が鮮やかに残って、眩しい・眩しい! 特に孔雀の壮麗なことといったら・・・ 思わず、口を開けて鑑賞してしまいました^^; この望月玉泉さんの絵が展示されている 「第4章・近代京都画壇の宝庫」のコーナーは、 全体的にキンキン 作品自体がかなり大きい& 写実的な描き方& 襖や衝立全体金箔& 彩色が派手& などなど これらが合わさって、 もう、豪華絢爛 ちょっと成金趣味な感じも?!^^; 後、このコーナーでは 久保田米僊 「波涛大鷹図」も迫力がありました。 鷹の目力にタジタジ * 展示会場内に、この展覧会に関するビデオが 上映されていましたが、 18分という長い放送時間にも関わらず、 鑑賞席がなかったのが残念。 立ち見で全部観たら、足が疲れてしまいました。 5/5(火)午前9:58~10:53朝日放送で このビデオ+αの番組が放送されるそうです。 興味がある方は、番組見てください。 (ただ、関西圏のみの放送となります) * 出口付近に設置されたショップで 絵葉書を物色したんだけど、 買おうと思っていた作品がことごとく 不必要にカット(作品の一部分のみ絵葉書に印刷)されていました。 作品全体を楽しみたいのに、なんか残念。 それに、クリアファイルにもなっていた 玉泉さんの「桜花図」は、 今回の大阪展覧会には展示されていなかったように思ったし。。。 * ショップやビデオ上映には 多少の不満が残りましたが、 展覧会全体としては、 なかなかの質だったのではないでしょうか。 (棟方志功ファンにもおススメ) * そういや私、かなりの回数、京都に行ったけど、 東本願寺って訪れたことないや。 今度、渉成園も含めて訪れてみようかな。 詳しくは↓ 「東本願寺の至宝展」(参考HP) ~5/11まで 高島屋大阪店グランドホール ※大阪の後、お膝元の京都に巡回するみたいです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/05/05 12:03:57 AM
[美術・芸術・展覧会] カテゴリの最新記事
|
|