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2009/09/20
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昨日(9/20)は、京都市美術館で開催されている
ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-」に行ってきました。



「ルーブル」など、海外の有名な美術館名を冠するだけで
いつもの数倍もの鑑賞客が押し寄せるのが通常なので、

今回も激混みを覚悟してお出かけ。



美術館に着いたのは、14:30頃。
HPを見て90分待ちを覚悟していましたが、
それよりも少なく75分待ちでした。
(実際は、60分程度で入館できたと思います)



行列に並んでいる人たちが口々に
「75分待ちだってよぉ~!!!びっくり」と
文句を言っている中、

私は過去に、相国寺の若冲展の160分待ちを経験しているので(2007/6/2ブログ
「75分で済んだ」って感じでホッとしましたうっしっし




     *




全展覧作品71点。
さほど量はありませんでしたが、
なかなか“わくわく”させる展覧会でした。



以下、印象に残った作品をご紹介。



・ルーベンス
「トロイアを逃れる人々を導くアイネイアス」(制作年1602-1604年頃)
「ユノに欺かれるイクシオン」(制作年1615年頃)



ルーベンスが2作品展示されていました。
それぞれを比較して鑑賞すると、これまた一興。


「トロイア~」の方は、彼の初期の作品。
この作品を見た時、ルーベンスが描いたと最初わかりませんでした。

ルーベンスと言えば、「三美神」(プラド美術館所蔵)
に代表されるように、柔らかな絵を描く印象が強いのですが、

「トロイア~」は、全体的に堅く、どちらかというと暗いイメージ。
彼は、初期にこんな絵を描いていたんだと勉強?になりました。


「ユノに~」は、一目でルーベンスが描いたとわかる作品。
彼らしい“たぷたぷ”の女性が描かれていました。

彼の絵を鑑賞すると、「無理にダイエットしなくてもいいよね~」って
安心感を与えてもらえますうっしっし





・フェルメール
「レースを編む女」(制作年1669-1670年頃)



今回の展覧会の一番の目玉作品。

う~ん。私にはイマイチでした。

描かれた女性が一心不乱にレース編みに
取り組んでいるのはよくわかるんだけど、
グッと惹きつける力に欠けるなぁと思いました。

まぁ、でも
私のフェルメール鑑賞作品がまた一つ増えたということで
よしとしましょう(笑)


【フェルメール】レースを編む女(600mm×900mm)





・ベラスケスとその工房
「王女マルガリータ」(制作年1654年頃)



ベラスケスが、名画“ラスメニーナス”を含め、
王女マルガリータを描いた数作品(6点ほど?)の中の1つ。

絵ハガキ購入。

前回、兵庫県立美術館で観た「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」
2009/2/8ブログ)よりも、王女の可愛さ・高貴さが
よく表現されていたと思います。





・ムリーリョ
「6人の人物の前に現れる無原罪の聖母」(制作年1662-1665年頃)



私、ムリーリョの「無原罪の御宿り」シリーズは、
結構好きなんです。

この絵は、プラド美術館に所蔵されている作品に比べると
すこしぼやけた感じがしましたが、
その分、柔らかさが強調されていて、いいなぁ~と思いました。

横長の作品にも新鮮さを感じました。


絵ハガキ購入。





・ヤン・ブリューゲル(父)とその工房
「火」(制作年1600年頃)



ブリューゲル一家?らしい、非常に細かく描かれた作品。
一瞬、ヤンのお父さんであるピーテル・ブリューゲルの作品かと
思ったほどの細かさでした。
手前に描かれたおびただしい数の金製品?武器?が
キャンバスからこぼれおちそうになっていました。

怪しい雰囲気の絵でした。





・トゥール
「大工ヨセフ」(制作年1642年頃)



私が今回の展覧会で一番楽しみにしていた作品。

画面から表現されている
なんとも言えない静謐感・緊迫感。

ろうそくを持ったキリストの指、
ろうそくの灯が映ったヨセフの目、

鑑賞者の目をとらえて離さないように描いた、
画家の集中力を絵から感じました。




     *




長くなるので
その他、印象に残った作品を簡単に。

・ハルス「リュートを持つ道化師」
→明るい色彩・表情、この絵を飾るとその周囲が
 楽しい雰囲気になること間違いなし。刹那的生き方の私には、
 ぴったりの作品?!


・ボスハールト(父)「風景の見える石のアーチの中に置かれた花束」
→最初、ヤン・ブリューゲル(父)の作品かと思った作品。
 花束の後ろに描かれている海?河?に浮いている船。山。
 花の周りに描かれた虫たち。小さな作品なのに、非常に細かい。


・ロラン「クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス」
→十数年前に仏・ルーブル美術館へ実際に行った際、心に残った作品。
 まさか京都で再会できるとは思ってもいませんでした(笑)


・ヴーエ「エスランの聖母」
→鮮やかな色使いが特徴の作品。赤・黄・青。
 色彩に惹かれました。


・ドルチ「受胎告知 天使」
→柔らかな作品。
 恥じらうように、でも幸せそうな奥ゆかしいマリアの表情に
 惹かれました。




     *




会期は9/27までなので
興味のある方は、お早目に。


「ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-」
京都市美術館 HP





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Last updated  2009/09/21 02:48:07 PM
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