カテゴリ:美術・芸術・展覧会
ちょっと前の新聞に「95世代かけあわせ“天才ラット”を誕生させた」
という記事が載っていました。 学習能力の高かった個体同士を繰り返し交配してつくられた 「天才ラット」。 (東海大学・30年がかりの実験) 普通のラットが、多い時は8割以上失敗するという学習能力実験で、 天才ラットはほぼノーミスだったとか。 う~ん。 すごいですね~。 そして、怖いですね~。 ・・・ 天才ラットの子供も ほぼ例外なく「天才」だそうで、 その交配を繰り返すことで、 更に天才度が増してゆき、 そのうち、人間様に立ち向かってくる日が 来るんじゃないだろうかって 心配したりするのは、テレビや映画の見過ぎ?(笑) また、ラット実験でもそうだったんなら、 人間様でも天才同士の交配は、 頭のいい子を産む確立が、やはり高いってことが 言えるんでしょうね。 う~ん。 頭の悪い私には、 あまりご縁のないお話だったようで(爆) * さ。 ホント今更なんだけれども 6月に行ってきた「オルセー美術館展」のことを 折角だから、さくっとUPしておこうと思います。 う~ん。 社労士受験ネタ以外のブログを書くって ホント久しぶり 約3ヶ月ぶりですか! ちょっとドキドキします(笑) * 6/5(土)始発の新幹線に乗り、 開館20~30分前に、国立新美術館に到着した私。 この時、既に30~40人ほどの開館待ち行列ができていた。 その中には、修学旅行?と思われし学生たちが並んでいた。 美術館側が気をきかせてくれて、 15分ほど早く開館。 どどどと一斉に入場。 行列に並んでいた90%の皆さんが、 律義に最初の作品から丁寧に鑑賞されている。 せっかく開館前に来たのに、その鑑賞スタイル、 もったいないなぁ~と思う。 いいところをまず、押さえなきゃ。 でも、そのお陰で、私は後の部屋に展示されていた 超名画たちをじっくり鑑賞することができた。 静かに、ゆっくり、目の前で「美」を堪能。 最初の部屋以外は、 超名画と私を含めた2~3人の鑑賞者と監視員という 超濃厚空間。 なんて贅沢な時間。 皆さん、本当にありがとう。 おもしろかったのは、 行列にならんでいた修学旅行生たち。 彼ら、絵画にほとんど興味が無かったようで、 しっかり鑑賞することなく、あっという間に 出口に消えていかれた。 美術館内を歩いておられただけか?!(笑) あんなにたくさん名画が出展されていたのに 興味がないと、ただの展示物になっちゃう。 もったいないね~。 何にでも「興味」を持つことって、やっぱり大事だな。 * 出展115点の中で一番楽しみにしていたのが アンリ・ルソーの作品。 なぜだかよくわからないんですが、 私、ルソーの世界、好きなんですよ。 今回、展示されていた「蛇使いの女」と「戦争」の2作品は、 美術館にいる間、何度も何度も繰り返し鑑賞させていただきました。 怪しげな蛇使いの女の瞳。 全体的に落ち着いた色使いの中、ひそかに白目が強調されて その目が、こちらを見つめている。 私が彼らを鑑賞しているのに、 逆に向こうに監視されているような気になる 不思議な絵。 蛇が、しゅるしゅると静かで妖しげな音を立てて 蠢いているのが、聞こえるような気がする。 * その他、 第3章「セザンヌとセザンヌ主義」。その中でも特にセザンヌ「水浴の男たち」、 第5章「ゴッホとゴーギャン」。その中でも特にゴッホ「星降る夜」、 第8章「内面への眼差し」のギュスターヴ・モロー「オルフェス」、ボナール「男と女」、 が良かった。 また、久々にヴィルヘルム・ハンマースホイの奥さんの後ろ姿(「休息」)に 出会えたのも収穫の一つ(笑) ルドンとロートレックはイマイチ。 モネは、私の中で食傷気味。 スーラの小さな作品群は、大混雑の原因の一つ。 * これだけの名画が載った図録を購入したかったが、 ただでさえ荷物が多い東京行きだったので 泣く泣く諦める。 代わりに、全ての展示作品が小さくレイアウトされた クリアファイルを購入。これは買って大正解。 「オルセー」という名前に負けない、 本当に素晴らしい展覧会だったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/09/05 03:01:27 AM
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