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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2004.07.23
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楽天の友、kanavistaさんの日記から拝借しました。
青山ブックセンターが店を閉めてしまったニュースはとてもショックです。
日本で働いていた頃、締め切り間近のデザインに行き詰まると、かならずここに逃げ込みました。洋書とデザイン本なども充実しており、その昔は大変お世話になった本屋さんです。
再建のための署名運動は今週中という事でもう間に合わないかもしれませんが、それでも興味のある方はぜひこちらまで。
http://www.motoko3.com/index.html



では、今日はちょっと仕事の話でも。



私の仕事はグラフィックデザイナーだ。イラストもちょっと描く。
私はこの職名があまり好きじゃない。なんかかっこつけて聞こえるからだ。
だから、例えば図案家とか制図業とかそういう職名だったらもっとしっくり来るのにな、と思う。

もちろんかっこよく「クリエイティブ」な活動をしている人もたくさんいるが、実際には創造性からはほど遠い仕事も多かったりするのだ。デザイナーなら最低でも一度や二度は、クライアントに身を売るような哀しい仕事はしているに違いない。アーティストとの違いはそこだと思う。所詮は金に身をまかせる商業デザイナーなのだ。お客様は神様ですから。

そうじゃない、私はクリエイティブでアーティスティックな仕事しかしていない、というあなた。類いまれなる才能と幸運の持ち主だ。本当にうらやましい。でも私に限っていえば、悲しい職業人生である。


学校を出て最初に入った事務所は、東京・原宿の裏通りにある小さなマンションの1室だった。アートディレクターと称する経営者と、カメラマンと私の3人からなる小さな会社。楽しい仕事もあったし、まあまあ大きな仕事もあった。でも大半はちょっと哀しい仕事内容だった。確か、クライアントはアパレル企業中心、などと面接の時は言ってたじゃないか、このタコおやぢ。

1年で見切りをつけ、面接で通った、社員50名くらいの事務所に入る。
ここは、アパレルが中心だったので、ポスターやブローシュア、カタログが多く、当時の憧れだった「外人モデル」を使った撮影の仕事なども多かった。(今思うと恥ずかしくて身がよじれそう。) 若かった私はそんなことでもちょっといい気になっていた。

数年で転職。ステップアップのためである。
小さな会社だったが、いろんな人や仕事に出会えた。ここにもかなり長くいたが経営者がワンマンだったので、辛い事も多かった。で、再度の転職。今はどうだか知らないが、当時は若いうちにいろいろな仕事を経験するため、ひと所に長くいるべきではないと言われていたので、度重なる転職もむしろ好意的に受け入れられる事が多かった。

そして最後に勤めた会社は、2社目のボスだった人から声がかかり、お引き受けした小さな会社。結局ここでの仕事が、一番仕事のクオリティも高く、内容も充実していた。そのぶん仕事も忙しく、終電帰りはあたりまえ、泊まり込みになる事も珍しくない。でもそのおかげでずいぶん経験もつんだように思う。

そうこうしているうちに、元夫と出会いアメリカへくることになってしまった。そして一気に専業主婦へ。仕事仕事できたので、ちょっと休みたかったという気持も、正直いって最初はあったし、新鮮な世界だった。
でも2-3年もすると、家にいる事は物足りなくなってきてしまう。

元夫は映像関係の仕事である。
私が専業主婦+ほそぼそとデザインもどきの仕事を模索しているうちに、彼はいろんな仕事をするようになった。ミュージックビデオのクリップや、CM、デジタルエフェクトを多用した作品もたくさん作った。
正直、ちょっと悔しかった。私は家で彼の子供育てているのにって。子育てそのものは楽しかったけど、やっぱりOOくんのお母さん、というところから離れたところで評価を受けたかったのかもしれない。

ずっとがんばって仕事をしてきた事が、自分の誇りにもつながっていた私は、元夫にも時々不満をぶつけたりもした。子供が小さいうちはとにかく家にいて欲しい、という彼の考えももちろん理解はできたが、感情として納得いかない事もあった。

そうこうしているうち、元夫との仲もうまくいかなくなったわけで、離婚し、私は否が応でも働く事になったのだ。


とはいえまだ下の子が就学前なので、家でできるうちは家で働きたいと思った。少しずつ入ってくる仕事はこなしているが、同時に食べるためにはじめた他の仕事もけっこうおもしろく、今は二足のわらじを履いている。でもいずれはデザインやイラストの仕事1本でやっていけたらなと思う。


私は子供が好きだし、なるべくいい母親でもありたい。
でも同時に私は働く事で社会とつながっていたい、という気持が強い。
誤解されると嫌なのだが、私は専業主婦の方を馬鹿にしたりはしたくない。
ただ、何年もやってみて、自分には心底は楽しめなかったと思うのだ。私は、食い意地がはっているので料理は好きだが、掃除と洗濯はからきしダメだ。整理整頓も苦手である。それでも子供が生まれて最初の3年くらいは、幼い子供と一緒にいられることを有り難いとも思ったし、終わりがなくむくわれない主婦の仕事をなんとかこなしてきたつもりである。

でもこうしてたとえ嫌でも働かなければいけなくなったこの状況は、自分に取ってまんざらではない。それどころか感謝さえしている。
ありがとう、元夫。(爆)


ところで、Gデザイナーだといいながら、
なんでこの日記はこんなに殺風景なの?と思う人もいるかもしれない。
本当ですね。
でもここは私が好きな事を書くところ。仕事の場ではないのでその辺はどうでもいいのです。とはいえ、そのうち時間があったら、なんかして遊ぶかもしれないし、しないかもしれない。
まあ、言い訳はこの辺にして。

さ、深夜だ。
仕事しなくちゃ。(爆)


本日の献立:
パセリとチーズのラビオリ・トマトソース、野菜サラダ、チキン手羽元のグリル、バナナブレッド





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Last updated  2004.07.23 17:13:36
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