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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2004.10.31
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毎年、ハロウィンの前後に
キンダーガーテンの子供たちだけのとても素敵なイベントがある。
マジック・フォレスト・ジャーニーというのだ。


学校の近くにある、レッドウッド(赤松)の木立で
仮装したキンダーの子供たちが集まる。
レッドウッドの林の中に1本の細い小径がうねうねと続いていて、
明かりを灯したかぼちゃが、点々と並べられている。
その数100個あまり。
そして木立のところどころにステージが作られていて
親や上級生による歌やダンス、劇などが催される。
それを見て回るのだ。


今年、次男は一番最初のグループだった。
騎士に扮した次男は、長男、元夫、私と一緒に真っ暗な木立の中を出発した。
先頭にはキンダーの先生扮するエンジェルが、
白いドレスと大きな羽をつけて歌を歌いながらガイドしてくれる。
足下のかぼちゃのランタンと、ところどころ枝に吊るされた明かりを頼りに
ひんやりした木立の中を、静かにゆっくりとすすむ。


最初に現れたのは、勇者マイカイエール。
中世の騎士だ。
剣を高々と掲げながら、林の中をゆっくりと歩く。
そばにいた女王が歌を歌いながら、
子供たちに冠をひとつずつくれる。
勇者から子供たちへのプレゼントなのだ。


次に現れたのは、靴屋。
ろうそくに照らされたテーブルにすわり、一生懸命靴を作っている。
でも疲れたので、ついうっかり寝てしまう。
そこへ上級生扮する小人が現れて、一晩で靴を仕上げてしまうのだ。
ご存知グリムの「小人の靴屋」だ。
喜んだ靴屋は、そこにいるキンダーの子供たちに
「上等の皮の切れはし」を1枚ずつ袋に入れてくれる。


そして魔女と妖精の物語。
妖精はひらひらと踊りながら、優雅な手つきで
子供たちに魔法の杖を1本ずつくれる。


ロシアの民話らしいマーシェンカと熊のお話では
マフィンをもらえるので、子供たちは幾分身を乗り出して聞いている。
(ちなみにナボコフのマーシェンカではありません)


帽子屋と猿のスキットでは
猿がバナナを、


小人の鍛冶やのお話では、小人たちが魔法の小石を、
それぞれのお話や歌が終わった時に
袋にそっと入れてくれるのだ。


最後はマザーアースのお話で締めくくり。


子供たちは、木立のむこうにある小さな建物に入る。
そこでは温かいスープやシチュー、パンやマフィン、果物が
ところ狭しと並べられ、
バイオリンやアコーディオンを弾くお兄さんたち、
ピエロのおじさんなどに迎えられ、
冷えた体を温めるのだ。


今年でこの魔法の森でのお散歩に参加するのも
涙が出るほど大掛かりなボランティアに時間を取られるのも最後。
でも時間が取られても惜しくないほどの素晴らしい時間なのだ。
いつもながら、父兄の芸の達者ぶりに舌を巻くとともに、
機械や電気、コンピューターを使わない人の技というものが
どれだけ心に染み入るかという事を実感させられる。


シュタイナー教育というと、
テレビを見せない、とか自然崇拝的とか、
ややもすると宗教的とか、極端な面ばかり強調されるが、
私は子供に対して親や教師が畏敬の念を抱きつつ、
彼等の心と体の発育を、バランスよく注意深く見守る、
素晴らしい教育のひとつの形だと思う。

ただね、学校はね、本当に素晴らしいと思うんだけども。
問題は親なのよね、うちの場合。
口ばっかりのちゃらんぽらん人間ですから、私。


反省。(こればっかり)


余談:今日の昼間、ガレージセールをやりました。
残り物ばかりだったので、あまり売れませんでした。
一応、新潟の地震に寄付をしたかったので頑張ったんだけども、今ひとつ。
残念だったのは、大きな紙に、ネットからダウンロードした地震の写真をペタペタはって、「寄付金募集」のお願いをテーブルに張っておいたんですが、
誰もお金入れてくれませんでした。(爆涙)
SAKUZO撃沈。でも寄付は送ります。





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Last updated  2004.11.01 15:12:31
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