512982 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

シングル母のアメリカ暮らし

シングル母のアメリカ暮らし

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

さく408

さく408

Favorite Blog

◎かなかな日記◎ kanavistaさん
◆ラテン旦那と大和撫… QT-hitomiさん
Fun Fun Fun しず0001さん
デモドリ娘の夏休み デモドリ娘さん
カイロいろいろ日記 ズゴッタさん

Comments

vhnqfmor@ viagra online dj fn viagra pills viagra generic <a hre…
ひろし@ Re:シュタイナー教育の疑問点(10/09) ≫けっっっ テリブル…!
http://buycialisky.com/@ Re:不憫な息子(05/04) cialis generika erfahrungen forumcialis…
http://viagraiy.com/@ Re:不憫な息子(05/04) viagra apresentacao preco <a href=&…
恵梨咲@ Re:祝 「かぐやひめ」無事出版の巻(02/28) 初めまして! 中3です。素敵な絵ですね!…

Freepage List

2005.10.08
XML
カテゴリ:楽しい出会い
・・・・というのはちょっと大げさだが、
とにかく今日はちょっとした事故を起してしまった。
これはもう全面的に私が悪くて、
平身低頭謝るしかなかった。


相手は自転車の若者。
私が小さなショッピングセンターから出る際に
左から来る車にばかり気を取られていて、
右からやって来た自転車の彼に気がつかなかったのだ。
ちょうど、子供たちを元夫のところにドロップオフするため、
ちょっと気が焦っていたのだ。


相手に怪我はまったくなかったが、
自転車の前輪がほんの少し曲がっていた。
ほんの少しとは言っても自転車の場合、
曲がったらもう走れない。


「どうしようか」と、オロオロの私。
「とにかく、家に帰れるようにさえ、してくれればいいよ。」と彼。
「ではバイクショップを探しましょう」


あわてて自転車に詳しい友人にでんわして、
そこから一番近いバイクショップを探してもらった。
幸い、そこはまだ開いていたので、
私のミニバンに彼の自転車と荷物を積み、
助手席に乗ってもらって、
車で10分ほどの距離を急いだ。


最初は、見るからに「若者」だし、
むこうも緊張してか、眉間に皺が寄っていたので
吹っかけられたらどうしようとか、思ってしまった。
でも話しているうちに、そう悪い人ではないと感じた。
バイクショップについて、いくらかかるか聞いてもらう。


45ドル。


ああ、よかった。
数百ドルだったらどうしようと思った。


すると彼が言った。
「友だちのところなら、もっと安いかもしれないよ。
今日はもう店が閉まっているだろうけど、
明日聞いてみてもいいよ。」という。
いや、45ドルが安くなったって、
せいぜい5ドルか10ドルだろう。
「いいよ、ここで直そう。
どっちにしてももうすぐ暗くなるから
家まで送って行ってあげるから。」


そして、高速を使っても30分近くかかる自宅まで
彼を送ることになった。
(それにしても、あんなところまで
自転車で帰るというのだから驚きだった)
途中、子供たちを元夫のところにおろし、
フリーウェイにのった。
夕焼けがピンク色にかがやいてとてもきれいだった。


「元のハズバンドなの?ナイスガイだね。」
「うん、そうだよ。もう一緒にはいないけどね。
でも今でも友人と言えるかな。」
「それはクールだな。
うちの両親なんてさ、お互いに憎んでるよ。」

何といっていいかわからなかった。

「学生?カレッジ?」
「いや、高校生だよ。」
なるほど、長身で肩までのサラサラの金髪。
やけに大人っぽく見えたけど、
やっぱり横顔はどこかまだあどけない。

住んでいるところから判断して、
「P高校なの?」
「うん。」
「友人の娘もそこに行ってる。あなたと同い年かな。」
「誰?名前聞いていい?」
名前を告げると、ケラケラ笑った。
「あはは、知ってるよ、知ってる。
変わった奴だよね。」
家まで知っていたので、割と親しいようだ。
「あいつ最近、車買ってもらったけどさ。
ひどい運転だよ。誰も一緒に乗りたがらないよ。」


そんなところから打ち解けて、
いろんな話をしてくれた。
たいていどこでも自転車で行くこと。
2週間前に海辺の町から、2日半かけて歩いて来たこと。
アイスホッケーをやってたこと。
今はキックボクシングを習っていること。
10歳の時に溺れた人を皆で引き上げたことがあること。
高校を卒業したらアラスカで働いて、
何年かしたら大学に行こうと思っていること。


そんな話をしているうちに彼の家に着いた。


「家に送ってくれたし、
いろいろナイスにしてくれてありがとう。」

ちょっと待った。
私はあなたに車をぶつけたんだよ。

「ほんとにごめんね。」
「いいよ、気にしないでよ。
事故って言うのはおこるもんさ。」

そして、現金はなかったけど
ターゲットのギフトカードがあったので、それをあげた。

「少ないけどね、お詫びのギフト。
25ドルあるから、CDくらい買えると思うよ。」
ニッコリ笑って彼は受け取ってくれた。

「COOL ! 」



こういうティーンネージャーに会うたびに
なんだかさわやかな気持になる。
こんなことでもなければ、恐らく言葉を交わすことも
決してなかったに違いない。
見るからに今時のティーンネージャーという感じの子だし。
でも見た目がなんであれ、ちゃんと将来の展望や、
自分の信念があって、きちんと自分の意見を言える素敵な若者だった。


うちの坊主たちも、
あと10年もしないうちに、あんな年になるのだ。
どんなティーンネージャーになるのかな。


こわいような、楽しみなような。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.10.08 12:16:10
コメント(28) | コメントを書く
[楽しい出会い] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X