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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2005.10.09
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いろいろ考えに考えた末の学校選びだし、
基本的にいいとは思っているが、
その一方でいつもいつも疑問点も残る
シュタイナー教育。


日本では主に幼児教育の
夢見心地な部分が取りざたされていて、
木のおもちゃ、虹色の布で飾られた部屋、
手作りの人形、歌うように呼びかける先生、
やわらかいウールの動物たち。
そんなイメージばかりが先行している。


初めて人に勧められて読んだ本は、
アメリカでのキンダーガーテンの体験を綴ったものだった。
すべてがいいことづくめで語られていたその本を読んだ感想は、



けっっっ。



へそ曲がりの人間は、
あまりにも少女趣味な世界を真っ向から見せつけられると
拒絶反応を起こすのだ。
事実、初めて行ったシュタイナー系の幼児教室で
我が子の名前が歌うように呼ばれて、
先生が両手を開いて迎えてくれたのを見て、
母子そろって、後ずさりしてしまったくらいだ。


初めてのその本から2年ほどして、
そろそろ幼稚園のことも考えなくてはいけないな、
と思ったその頃のこと。
私が住んでいた地域の学校区は
カリフォルニアでも名高いトップスコアの学校区。
中国系の勤勉な生徒が半数をしめるその学校で
ぼけーっとしている長男がやっていけるのかと疑問に思った。


何しろお隣のジェニーちゃん(当時5歳・仮名)は
学校から帰るなり、宿題をいっぱいして
本をいっぱい読んで、お母さんにテストしてもらうまで
寝ることは出来なかったのだから。
それでもジェニーちゃんはクラスでトップクラスではなかった。
そもそもキンダーでトップクラスってどういう意味よ。


まあとにかく、そんないきさつと、
もともとテレビやコンピューターに子供を頻繁にさらすことに
大きな疑問を抱いていた私が、
またもや巡り会ったのもシュタイナー教育。
子供にあまりジャンクを与えない環境を提供できるのは、と思うと
またもやシュタイナー教育。
(今思えば、普通の学校でももちろん出来るが、
たくさんの子供がホットランチーすごい奴ーを食べてる姿を、
目の当たりにしてしまった、当時の感想)
できるだけ、ゆとりのあるペースで
宿題やテストに追われない教育は、というと
これもまた行き着く先は同じ。


こうなったら、ということで、前述の
幼児教室(のちプリスクールとなる)に入れてもらい、
歌うような先生にも慣れた頃、
随分いろんなことが見えて来た。
確かにふわふわと少女趣味な甘ったるい部分だけではなく
子供の発達を注意深く考えた教育なんだなと思ったし、
先生も素晴らしい人だった。


そうなのだ。
教育概念そのものは素晴らしい。(と私は思うけど)
けれど、それを実践する人がすべて素晴らしいわけではなく、
それを実践している親がすべて素晴らしいわけではない。


イジワルな先生だっているし、
短気な職員だっているし、
手のつけられない子供も(たくさん)いるし、
しょうもない自分勝手な親もたくさんいる。
ちょうどどこの学校にもいるように。
この学校だけが特別なわけじゃない。


問題は、そんなどこの学校にでもある光景を
特別視して「シュタイナー学校なのにね」と
内外からの声が聞かれること。
そしてこの学校を選んだ親の一部は
自分たちの選択を優越視していること。


自然のものを求めるのは確かにいいかもしれないが、
訳あってプラスチック素材や化繊のものを手に取った人には
鬼の首を取ったように突っ込みを入れる狂信者もいる。


私はテレビを日常的にしょっちゅう見せたくはないけど、
それでよそのお子さんや親御さんをこき下ろすような真似はしたくない。
まして、子供たちが集まって皆で楽しく見よう、なんていう時に
「あ、悪いけど、うちはテレビは見せません」なんて言う人がいたりすると
本当に驚きあきれてひっくり返る。
そんなに嫌なら最初からそういう可能性のある家に来なければいいのに。
人から頂いたおもちゃを「プラスチックなのよね」と軽んじる人もいる。
人の気持を踏みにじるような真似をして
シュタイナー教育も何もあったもんじゃないと、思う。


食べ物に関しては、私だってジャンクはそんなに好きじゃない。
健康のためには出来るだけ避けたいと思う。
それでもたまになら美味しいな、とも思うし
子供たちにだって時には食べさせている。
そしてヘルシーだと思える食品を
選ぶことが出来る身に、本当に感謝している。


でも食べることもままならない家庭や国では
私たちが蔑むジャンクだって命をつなぐ大切な食品だ。
だから、少なくとも、口に入れるものに向かって
「テリブル」とか「ホラブル」とか言う人の気が知れない。
ただ黙って食べなければいいだけの話。
オーガニック、自然素材にこだわるのはいい。
黙って勝手にこだわっていればいい。
そういう選択をしない人たちを蔑むような心は
あなたたちの大切な、大切なお子さんの心に
暗い影を落とすかもしれませんよ、と
言ってやりたくなるような人もいる。


争いごとを避けたいから、言わないけど。



そんなこんなで、疑問点はあまり解決されないまま。
いい人も多いけどね、うんざりするような人もそれなりにいる。
ま、教育根本の問題ではないのだけど、(それはそれで疑問はあるけど)
理想と現実は違うってことなんだよね。
それにしてもそんな人が多いような気がするのは気のせいか。

総合判断では、まだまだここに通わせたいとは思っているけど、
自分の選択が間違っていると思ったら、潔く去ることも大切かも。


ま、どこに行ってもいろんな問題はあるだろうけどね。



本日の献立:鶏だんごのつくね焼き、野菜と豆のシチュー、おじや、コーンスープ。
成り行き上いろいろあって、でも変な献立。





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Last updated  2005.10.09 14:11:29
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