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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2006.05.10
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息子達の学校では、毎年3年生のクラスで、
この労働キャンプがおこなわれる。
ここから5時間ほど北へ行った、
バイオダイナミックスの農場へキャンプをしに行くのだ。
今朝は早起きして、6時半には学校へ着き、
そこから大きなバスで出発していった子ども達。


3年生と言えば、大方の子どもは9歳。
まだまだ親から離れられない年齢だ。
何故こんな早い時期に3泊ものお泊まりキャンプがあるかというと、
・・・・実は私にもよくわからない。


だいたいシュタイナー教育と言えば、
何でも出来るだけ遅く取り入れるのに、
なぜ、こんな年齢の子ども達をいきなり3泊も行かせるのか。
実は2年生で、近くのファームに一泊のキャンプをし、
そこで似たような事を経験するのだけれど、
そのファームはみんなが慣れ親しんでいるところだし、
けっこうリラックスして泊まった子が多い。
今回は流石に、かなりの子ども達がナーバスになっていたようだ。
長男も、直前になって、「ママは行かないの?ママも行ったらいいな」
などと言いだし、ぬいぐるみも持って行くと言い、
この2-3日は夜中に起きて、ふとんにもぐり込んできたりと
不安そうな様子は見せていたのだ。


でもみんな集まったら、どの子ども達もうれしそうな顔をして、
バスに乗り込んで行った。見送る親達の方がよほど不安げだった。


これは今日、ひとりのお母さんが言っていた事だけど、
親が不安そうにしていると、それが必ず子どもにそれが伝わる。
子ども達が殻を破ろうとしているのに、
それを親が塞いでしまったりする。
あなたにはまだ早いわね、
殻の外には怖いものがたくさんあるのよ、と。
その子なりの時期にそれを塞いでしまうと、
その子はなかなか殻から抜けようとしなくなってしまうのだ。

もちろんその子の性格にも寄るけれど、
なるほどなあと思わされる事も多い。

心配で心配でついていこうとする親ほど、
逆について来ない方がいいみたいだ。(笑)

バスが出発する直前まで、バスに乗り込んで
子どもの世話を焼いていたお母さんが2人いた。
うーん、確かにあの2人はついて行かない方がいい代表格だ。
他のお母さんはみんなバスの外で手を振っていたのにね。(笑)



ところで、農場ではどんな事をするかというと、
子ども達は3つのグループに分かれて、

*羊や馬の世話、ベッドを整える、など
*その他家畜への餌やりや、乳搾り
*草刈り、干し草をはこぶ
*じゃがいも、コーンなどを植える
*堆肥を作る
*トウモロコシの実を外し、粉引きする
*バターを作る
*薪割り
*農具のケアをする

などの仕事をし、
3食は当番制で子ども達がお手伝いをするのだ。


食事はすべて、農場で取れるものを中心とした、
オーガニックの菜食料理。
この4日の食事で、体もそれなりに改善されると言う。
普段取っている添加物、ファーストフードや
出来合いの総菜、インスタントの食事からとった毒素は
おおまかに排泄されるそうだ。
だから外からの食事は持ち込まない。


もともと食事にうるさい家庭が多いので、
大方の家庭では普段からオーガニックを取り入れたり、
菜食を心がけたりはしているけれど、
うちのようにファーストフードなんかも食べちゃったり、
出来合いのスナックをおやつに食べたりしている子どもも
皆無ではないので、どんな事になるのか楽しみではある。


農場内では、ゲーム、ラジオ、コンピュータなどの
電子機器は一切持ち込みを禁じでいる。
普段電子機器に取り囲まれている子ども達に取って、
これはいい体験だと思う。
コンピューターと同じだが、そういったものは
常に身近にあると何故かやりたくなるものだけれど、
なければないで、どうでも良くなったりするものだ。


シャワーもないので、子ども達は川で水浴びをする。
日中は暑いらしいから、楽しいだろう。


夜になるとさすがに親が恋しくなるものだから、
すべての親は3通の手紙を書き、先生にあらかじめ渡す。
子ども達は毎晩、親からの手紙をもらうのだ。
かえって里心がついてしまわないかと、ふと思ったりする。


今頃はきっともうテントの中の
寝袋にもぐりこんで、寝息をたてている子もいれば、
こそこそお喋りしている子もいるだろう。
うちのように、キャンプ慣れしている子もいれば、
テントで寝るのは初めてという子も少なくない。
でも毎年毎年これがおこなわれていて、
案外泣く子もいなければ、
この旅行がトラウマになったというような話も聞かない。
「あれが今までで一番いい思い出だった」という
言葉すら聞く。


案外3年生のこの時期が、
ひとつの殻を破って外に出て行く時期なのかもしれない。
そう考えると、ひとまわり大きくなって
帰ってくるだろう長男に会うのが楽しみだ。


本日の献立:餃子、玄米ご飯、しらす、夕べの残りの野菜スープ











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Last updated  2006.05.10 13:20:12
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