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シングル母のアメリカ暮らし

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2007.03.25
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カテゴリ:離婚生活
今日は長男の11歳の誕生日だった。


今年は友達とどこかに出かけて、
そのあとお泊りパーティをしたいということで、
元夫宅が会場となった。
いくら元夫宅が広いとはいえ、
クラス全員を招待するわけにも行かないので、
ほんの数名と学校外で仲のいい子を
ここから車で1時間ほど離れた軍艦ツアーに連れて行った。


元夫と私の車にそれぞれ分かれ、
お父さんの一人でやはり軍艦が見たいという参加者も含め、
総勢10名の遠足旅行だった。
はい、はっきり言って私にはつまらなかったです。
が、長男はとても嬉しそうにはしゃいでいた。


感心したのは、男の子たちが何かと言うと、
「今日のバースディボーイからどうぞ。」とか
「彼は今日誕生日だから、ここに座らせてあげて」
などとガイドの軍人さんに頼んだりしたことだ。
こういう思いやりがちゃんと育っているのはいいなと思った。


元夫の家にたどり着いたのは6時半。
私もそこでお暇したかったけど、
他のお父さんが残って手伝ってくれているのに
私が帰るわけにはいかない。
元夫は注文していたピザを取りに行き、
新妻がチップスや飲み物、野菜などを揃えてくれていた。


私は何となく手持ち無沙汰にうろうろしていた。
きれいにリモデルされた家だった。
こぎれいな家具が並び、きちんと片付いていて、
私の家とは大違いだ。(恥)


子供たちの部屋にも入ってみた。
自分の子供たちの部屋なのに、
見たこともないなんて、なんか変な感じだ。
私がまったく知らない世界をこの子達は持っているのだ。
急に彼らの一部が遠いもののように感じた。


ピザがきたので、子供たちに食べさせ、私たちもいただく。
そして新妻が冷蔵庫からバースデイケーキを取り出した。
悪いけど私だったら今まで買わなかった、着色料ふんだんケーキだ。
今回は元夫宅でするので、彼らが注文してくれたんだけど、
今まで私がちゃんと用意してたのにな、と思って寂しくなった。
それでも子供達は喜んで食べていたし、
普段は絶対にケーキを食べないような子がおかわりしていた。
私の「こんなケーキは」という思い込みなんて、
勘違いな親の自己満足でしかないんだなと思う。
ケーキをちゃんと用意してくれた彼等に感謝した。


元夫と新妻がろうそくを二人でケーキに刺して
火を灯していくのをぼんやり眺めていた。
そしてケーキを長男の前におき、
長男が皆に見守られながら、11本のろうそくを吹き消す。
皆が大騒ぎしている中、すごく嬉しそうな長男の顔を見て、
再び「私がいなくなってもこの子は大丈夫」だと思った。


前にも同じようなことを書いたけれど、
こういう節目節目にそう感じさせられるのは、
なんとなく悲しくて、そしてほっとする。
この子達を置いては逝けない、なんて悲惨な気持になったところで、
人間いつかはお迎えが来る。
そのいつかは30年後かもしれないし、明日かもしれない。
私が死んで、もちろん悲しんではくれるだろうが、
現実に彼らは生きていかなくちゃいけない。
取りあえず安心できる環境があるのはありがたいことだ。
かりに元夫夫婦に子供ができたとしても、
年が離れているのでそれほど問題にもならないだろう。
そういう場所が彼らにできたことに安心感を抱いた。


何だか肩の荷がちょっと下りたのと同時に
ぽっかりと心に穴が開いたような感じだ。
私は、もうそんなに頑張らなくてもいいんだ。


大事な我が子の誕生日に思うような事じゃないのかもしれないけれど、
年を重ねるに連れてだんだん「別れ」というものを
自然に意識して来ているような気がする。
40代になって、いつ逝ってもいいように準備を始める人がいるというが、
私もそうやって心の準備を始めているのかもしれない。
ある日ぽっくり死んじゃっても、残された人たちが困らないように、
そろそろ少しずつ身の回りの整理整頓をしていかなければいけない。
親が亡くなっても、子供達が少しでも安らげるような環境を
ちゃんと整えていってあげる事が親の役目の一つでもあると思う。
自分がいなくなって彼等が右往左往するような状態にはしたくないのだ。




11年前の今日、長男に出会い、
幸せにしてやりたいと心からそう感じた。
そして11年後の今日、
父と母が形だけでもそろっていて、
長男のことを少なくとも思いやってくれる人がもう一人いて、
大好きな友達に囲まれて、
健康に誕生日を迎えた長男は少なくとも幸せだ。


長男、お誕生日おめでとう。
楽しい一日だったね。












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Last updated  2007.03.25 16:16:47
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