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カテゴリ:学ぶこと
先日の12月8日は「真珠湾攻撃」の日であり 節目の80年記念式典が行われた。 80年経って 戦争を語る人々は世界中でも 少なくなってきている。 簡単に言えば大正のはじめくらいに 生まれた人じゃないとそうそう 戦争は語れない‥ 昭和4年生まれだった母も 何故、戦争が起きたのか その時、社会情勢はどうだったのか よく分からないようであった。 大正11年生まれ父は生前、 出兵はしているが戦争のことは語らなかった。 20世紀の初頭、世界は 民主主義国家 独裁国家 共産主義国家 この3つに大凡、分かれた。 第一次世界大戦が終結して20年‥ 世界は又、戦争に向かって進みつつあった。 1938年〜39年にかけて 英国、フランス、ドイツ、イタリアは 最悪の事態に対する 準備を整えた。 灯火管制 防衛気球 電撃作戦 機甲部隊 歩兵部隊 占領 レジスタンス 劣等民族 国民軍 突撃隊 侵攻作戦 制空権 接近空中線 防空監視 空襲 都市の破壊 焼夷弾 敵爆撃機 大空襲 廃墟と化す そして、それは 全面戦争となる。 戦いは北大西洋から 太平洋まで 北アフリカの砂漠、凍つくロシア、 東南アジアのジャングルにまで 至る所でくりひろげられた。 敵地におけるスパイ活動 捕虜 暗号解読 大戦中のアメリカは 真珠湾攻撃の衝撃により 巨大なる戦争マシーン経済に変貌。 「民主主義兵器庫」となり アメリカは、陸、海、空での戦いにおける あらゆる種類の兵器を大量生産する。 戦時下の女性たちは 重要な労働力として 社会に進出してくる。 戦争に巻きこまれた国々の 子供たちは少なからず この戦争の影響を受ける事になる。 戦争は あらゆる年齢の子供たちから 教育、養育、喜び、幸せ、家族という普通の生活を奪った。 太平洋における戦いで 日本は東南アジア全域と太平洋の島々を席巻した。 日本の目的は この地域に巨大な経済的帝国を作り 軍事勢力を築くために 必要な石油その他の原料を確保することにあった。 プロパガンダと戦意高揚 この戦争では とにかく「宣伝活動」が 兵器と同じくらいに重要な役割を果たしていた。 各国のメディアは まるで競うかのように いろいろなものを使って戦意高揚を 目指していた。 宣伝用ビラ、パンフレット、ポスター ラジオ、音楽、映画、オモチャ、スターなど 皆、戦争のために 自国の強さをアピールした。 ホロコースト‥ 見るのも語るのも私は嫌だ 同じ人間として ここまで残虐になれる「ヒト」という種族が 嫌になってくる。 原子爆弾投下 原子爆弾の物理学的理論は ドイツによって1938年には発見されていた。 日本は唯一の被爆国である。 命令があれば こんな悲惨な状態にする。 その結果、その時は 「英雄」となれるのかも知れないと思うと 益々、「ヒト」の存在自体が哀れである。 戦争終結 戦勝の祝賀ムードが 連合国の間で続く。 敗戦国はドイツと日本であった。 戦後 1945年 世界各国は 恐るべき大きな課題に直面する。 それは、 勝者、敗者共に 途方に暮れるような損失を被っていたからである。 少し考えれば 誰でも分かること‥ 荒れ果ててしまった山野、海、町、 瓦礫や残骸の撤去、復旧、復興が どれほどに大変なことなのか‥ 人類の歴史は 「戦争の歴史」である。 動物は、地球を汚染するようなことはしない。 闘って絶滅から逃れた生物も 完全に地球の営みの偉大なる リサイクルの中で 生かされている。 人類だけが地球をも汚そうとしている 愚かなる動物であり 地球と共に生きてゆく道を選ばない。 地球は 海と陸の割合が7対3。 山岳地帯も多く、砂漠も多く 全体を見れば耕作面積が少ない。 そこに今現在、約80億人の人が住んでいる。 地球は手狭で資源に乏しいから 宇宙へ進出しようと計画を立てているのも事実だ。 また、 ヒトは「数の調整」がどうやら出来ないようだ。 増えたら増えたで困るってことが DNAにインプットされていないのかも知れない。 あの新型コロナウィルスだとて 自分たちで数と種を 調整しているというのに‥ 「戦争」は今も続いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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