新 緑仙の日々是好日(小紫)
紫式部と云う花がある。平安時代の女流作家「紫式部」との関係はよく分らない。写真は、花も実もよく似ているが、これは「小紫」別名「小式部」とも云う。コシキブは平安時代の女流歌人、小式部内侍にあやかって付いたと云われている。さて、百人一首では紫式部は57番目に登場する。「めぐりあひて 見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし夜半の月かな」その一つ前56番に登場する歌人は「和泉式部」である。「あらざらむ この世のほかの思ひ出に いまひとたびの逢ふこともがな」この恋多き情熱の歌人和泉式部の娘が「小式部内侍」である。小式部内侍の歌は60番目。「大江山 いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立」彼女は即詠の名手であったと云われている。お天気が良くなってもあまり動けない今の私。久しぶりに百人一首をひも解く。Mail,Twitter,Blog,Internet‥の世界よりもこうした深い意味を持った歌を詠み、書き残すことの重要性を感じる。あ〜そう言えば一枚札の覚え方は「む す め ふ さ ほ せ」まだ、上の句も下の句も覚えている自分を見つけた晩秋の夜が更けてゆく。にほんブログ村にほんブログ村