“To know my enemy...”
映画“The Last Samurai”を観ました!実は、O阪での公開初日(12/6)に観にいってはいたのですが、感想レポートが延び延びになってしまいました。個人的にイロイロと考えている間に、世界情勢も大きく変わりました。昨日の日記の「衝動買い」のタイトルつながりで良いタイミングかも・・・と、ようやく重い腰をあげた次第です。映画の中で描かれているのは、「2つの対抗勢力の攻防」です。ひとつは、西洋からの最新の知識をもとに武器と軍事力を誇る「新政府軍」もうひとつは、昔ながらの「武士道」を重んじる「サムライたち」映画のなかでは、さまざまなかたちで「二つの命題」を提示しています。どちらが「善」で、どちらが「悪」か。どちらが「勝利」で、どちらが「敗北」か。どちらが「文明人」で、どちらが「野蛮人」か。どちらか「花」で、どちらが「恥」か。劇中に渡辺謙扮する「サムライの長、勝元」が、捕虜となったオールグレン(トム・クルーズ)と初めて対話する際に言った台詞が、とても印象的でした。“To know my enemy...”(己の敵を知るため・・・)その台詞のなかには、「己の敵」への「尊敬」と「誠意」が存在します。そうしてふたりのあいだには、「唯一無二の友情」が生まれるのです。花びらの舞うなか、散りゆくサムライたち。オールグレンは、彼らの「死に様」ではなく、「生き方」をしっかりと心に刻み、余生を生きつづけた・・・(らしい。)ほんと、「甲か乙か」「ノルかソルか」という「二元論」的な対立は、個人レベルから世界レベルまで、この世のなかには「たくさん」あります。ワタシは、「生きるか死ぬか」の戦場で「勝元」と「オールグレン」の間に生まれたのは、「第三の道」としての「友情」だったのかなぁ、と勝手に思ってしまいました。このふたりのような「誠心誠意の対話」を、世界中のひとりひとりができるようになれば、世の中がもぉっと「平和」になるのになぁ、とフト思いました。+++++本文では触れませんでしたが、この映画を観た後、TRのアタマをめぐったキーワードです。・1826年 James Fenimore Cooper“The Last of the Mohicans”・1877年 西南戦争(大久保利通 VS 西郷隆盛) →白虎隊あ、ふたつめのキーワード、「西南戦争」以下は、一緒に観たひとの感想からパクらせていただきました(^^;)。HRりん、サンキュウ!