断食の効用
最新の週刊新潮に断食に関する記事が出ていたので読んでみた。9月2日第33号である。伊東市のヒポクラティックサナトリウムという断食道場を経営している石原クリニック院長、石原結寛先生の解説に基づく内容になっている。記事の詳しい内容は本書の方をご参照いただきたいが、今回はその中の注目すべき指摘に着目したい。こちらのメインメニューは一日にニンジンジュース3食だけで、体の老廃物を取り除き、免疫力を高めることで、自己治癒力を導くというものだ。 1:オートファジー(自食作用)が働く。栄養不足に陥った細胞が生き延びようとして自身の細胞の一部を自ら分解する。これによって新型コロナウィルスも自食される可能性がある。 2:オートリシス(自己融解)現象が起こる。生命維持に必要のないがん細胞や浮腫、炎症といった異質な組織に供給されていたたんぱく質が脳や心臓に振り向けられるので、エネルギーのルートを絶たれた腫瘍等の病変が消えたり、縮小するなどの効果がみられる。 すなわち空腹が治癒力を生み出すという奇跡が起こるというのである。 私もやり方は多少違うが、大いに活用して健康を維持している。週刊新潮 2021年9月2日号【雑誌】【3000円以上送料無料】