カテゴリ:別居・離婚・その後
元ダンナに宛てた手紙です・・・。
結局これを出すかどうかはまだ迷っています。 ○○ ○○様 これで何度目の手紙になるかわかりませんが、最後の手紙になれば・・・と思います。 過去を振り返って書き、私の心境や現況を理解してもらえたら有り難く思います。 離婚という道を選んだ私の気持ちを見て見ない振りをしていたあなたに知って欲しいと思います。そして未だに消えることのない過去の事実をわかって欲しい。 10年前結婚してからというもの、確かに楽しい日や嬉しい事がありました。しかし、思い返してみると、辛い日々の方が多かったのも事実でした。 日増しに仕事が忙しくなるにつれ、あなたとは一日顔を合わせないで子供と過ごす時間が増えました。 作っても食べてもらえず残飯として捨てざるを得ない食事。 子供の事に関してもその他に関しても相談したくても相談できない毎日。 義親に怒鳴られ、罵られ、世間体と見栄で固まったあの家での立場は、「孫の面倒を見るだけの嫁。親に逆らう非常識な嫁。」そう定着していきました。 子供の前で堂々と私への愚痴をこぼし、怒鳴られ、そしてプライバシーの侵害ともいえる子供との交換日記を全て読まれていた事。 入浴後、子供に着替えさせる為に裸でいたのにも関わらず、部屋まで怒鳴り込んでくる義親。 こうした積み重ねで、私は人間として扱われていない事、そして次第に自分の人格がなくなっていく事、うまく表現できない孤独感を感じるようになっていきました。 そうした現実から逃げたいが為に、毎週末には飲みに出歩いた時間。 休日もあの家にはいたくないから何かと予定をつけては外出した時間。 子供が待っているから帰りたい。仕事で疲れて早く休みたい。 だけどあの家には、義親がいる。 帰りたくても帰りたくなかった。あの家には私の居場所がないと常に感じていました。 最初、義親に怒鳴られるたびに私はあなたに言いました。 聞きたくないと思っていた事だと思います。 だけどそれに対してあなたは「何も言うな」と義親をたしなめたり、怒鳴るだけでした。 「何も言うな」と押し付けるだけでは根本的な解決にはならない。 それは義親が私にやっていた抑圧と変わりがないと思います。 “言ってやったから、これでいいだろう?”それはあなたの自己満足でしかなかったのではと今でも思っています。 “言ってやった“という自己満足だけの世界では何もうまくいかない。強く義親に言えばそれが解決すると思っていましたか? 優しさと強さをはき違えている事をわかっていましたか? そして次第にあなたに言うのを諦めていたのを気付いていましたか? 確かに私にとっては暴力もなかった。だけど、それは紙一重の違いだけで、なんら違いは無かったのではないかと思います。 私はずっと助けを求めていました。そのSOSはあなたにも届いていたはずです。 だけどあなたでは助けにはならなかった。 何も変わらなかった。変わるどころかどんどん歯車が狂い、もう取り返しのつかない事態になっている事を気付いていましたか? 何度あの家を出たいと言っても、あなたは「金銭的な問題がある」と全く取り合ってくれなかった。 自分の金回りだけの心配で、私の心の傷や助けにも手を差し伸べてくれる事はなかった。 あなたの毎月の振込みで残ったお金5000円で子供と3人でどんな生活をすればよかったんでしょう? 一番安い米を少量炊き、安売りの缶詰一つを三人で分け、ごはんに醤油を垂らして食べる毎日の食生活。3人で食べたら米はすぐなくなるからと、子供達だけ食べさせた毎日。 それとは反対に、外で同僚と食事を摂ったり、酒を飲みに行ったり自分の生活だけの為に過ごしていましたよね。 せっかく手に入れた家を手放したくない為に、結局は違うものを失う事になると考えもつきませんでしたか? そしてその頃には家族としても家庭としてももう壊れていた事に気付いていましたか? 現実の中でもがいていた私に気付いていたはずなのに、それでも何のフォローもない日々。 あなたにはその辛さが理解できますか? だからこそ私は自分を取り戻す為に、子供と新しい家庭を築く為に離婚を決意しました。 子供にこれ以上不憫な思いをさせたくない。 そして私も自分が自分でいられる自由が欲しかった。 離婚後、「失って初めてその大切さがわかった」とつぶやいていました。 家庭は一人だけで築くものではない。互いが歩み寄らなければそれで終わりです。 一人だけ頑張っても、もう片方も添わなければうまく行く事もない。 離婚後、私は強いトラウマが引き起こしている鬱病と診断が下されました。 毎晩眠れずに、夢を見るのは義親に怒鳴られる姿。 そしてせっかく手に入れた子供と3人だけの生活を壊される夢。 怖くて不安で眠れない日々が続きました。 そして義親との繋がりがあるあなたが毎月来るたびに吐き気と不安が高まり、その行き所のない恐怖は私全体を壊してしまった。 今でも心療内科に通い続けています。1年以上も経っているのに、この大きな心の傷は簡単には消えない。 失った私の大切な時間を返してもらいたい。 そして私という人格を戻してもらいたい。 楽しい事を楽しいと言える。悲しい事を悲しいと思える。 人間として当たり前の感情を持っていた私を返してほしい。 あの家のあるH市を通過しなければいけない時に、義親が住む家の近くにいると思うだけで、足が震え、吐き気が止まらなくなります。そして未だに恐怖がこみあげてくる。 それが今でもずっと続いています。 義親とあなたに対して精神的苦痛を受けた慰謝料と養育費の請求訴訟を起こそうと何度も思いました。 金銭的にそして事務的に処理してしまえば少しでも楽になれるのではないかと思いました。 でも金銭的な事よりあなたとの繋がりを一切断ち切る方を選ぼうと決めた。 もう一切関わりあわなければ、いずれきっと時間と共に心の傷は癒されるだろうとそう思ったから。 だからこそ、会いに来る間隔を延ばしてもらいたい、または会いに来てもらいたくないと持ちかけました。 それを本当に理解してくれていましたか? 今回、にょきちの誕生日という事で本人の意向を優先して会う事にしました。 「会いたい?」という私の問いに対して5分程黙って考えた結果「会いたい」という返事。 しかし、にょきちから言わせると「会うのはもう一年で一回か二回だけでいい」という事。 それを考えこれから先の事をこの文書を最後に取り決めしておこうと思います。 毎年、7月の第一日曜日に△△のコンビニにて9時に待ち合わせ。 18時半に同場所にて迎えに行きます。 朝は9時から30分だけの待機時間を持ちます。 それでも来なかったら、子供に会いたくないとみなします。 もちろんにょきちの意向もふまえての話し。 「今年は会いたい」と言ったが、来年からはどうなるかわからない。 これから思春期を迎えだんだんと難しくなる年頃でもある。 にょきちが会いたくないと思えば待ち合わせ場所には行かない。 翌年も同様にしていきます。 そして事前・事後連絡は互いになしとします。 当日、勘違いや忘れた場合、そして遅刻に関しても、「会わないとみなし」その日から1年は会わない事とします。その点は十分に注意していただきたい。 今までのように勝手な解釈をするのは私にとってもにょきちにとっても不愉快極まりない。 ただでさえ時間にルーズなのに、それに振り回される人の身にもなってもらいたい。 確かに子供達はあなたの子供でもある。 だけど、親権も監護権もどちらも取ろうとしなかったあなたに、子供云々言う資格などないと思う。養育費についても2月から支払おうとしなかったあなたに、「父親」としての役目はないと思ってほしい。 でも勝手な事を言うようだが、にょきちの本当の父親である限り、にょきちが私に言えず内緒で助けを求めた時には助けてあげてもらいたい。 最後にご報告します。 このたび、私は再婚しました。 急な話ではあったものの離婚してもうすぐ2年。 職場で知り合った人に精神的にずっと支えられてきました。言いたい事も言え、私を一人の人間として理解してくれる相手とめぐり合えました。 私の鬱病の事、そして離婚した過去の出来事。そして二人の子供の事。全てにおいて認めてくれて新しいスタートを切る事となりました。 そのせいもあり、あなたとは完全に切れたいというのが率直な意見です。 子供達もその人に懐いてくれ、本来あるべき家族の姿としての形が作られてきています。 一度結婚に失敗している私にとって、この再婚は大きな壁でもありました。 また同じ事の繰り返しだったらどうしよう。また同じ苦しみを感じたらどうしよう。 だけど、2年という区切りの中で私は自分を取り戻す為に再婚する道を選びました。 あなたとの結婚で感じた孤独感や苦しみを二度と繰り返したくない。 以前は出来なかった、自分の気持ちを素直に吐き出せる相手。そしてそれを受け止めてどうしたらいいのか共に悩み、考えてくれる相手。 辛い時に辛いと素直に言える相手にめぐり合い、再婚したのは私にとってもよかった事だと思います。 そして子供達にとっても、疲れて休日に寝てばかりいたあなたとは違う「父親」という存在が定着してきました。 どうか私と子供達を思うならば、この生活を壊さないで欲しい。 いずれこの地から引っ越す事も考えている。 そうなると余程の事がない限り会う事もないでしょう。 確かに離婚時は復縁も考慮に入っていました。 でもやっと手に入れた子供と三人の生活。 金銭的には本当に厳しかったけど、抑圧されない自分と子供だけの生活。 それは何事にも替えられない本当に貴重な毎日でした。 それをあなたと復縁したらまた壊れてしまいそうで怖くて仕方なかった。 あなたと結婚していた10年で、私は一度壊れてしまった。 二度とそんな思いはしたくない。だからこそもう私はあなたには会いたくないのです。 しかし私が再婚しても養育費の支払義務はあなたにはあります。 養育費は私の為のお金ではない。子供達の為のお金です。 離婚したとしても、そして再婚したとしても法的には子供に対しての責任があなたにはあります。 でも私はそれを求めない。 それが私からのあなたへの決裂の意思と思って欲しい。 そしてそれを私からの最後の誠意とも受け取ってもらいたい。 ただ、私のこれからの生活を壊そうとするならば私は全力で自分と新しい家庭を守るために戦うつもりでいます。 それよりもこれからの自分の身の振り方を考えてもらいたい。 いつまでも過去の事を引きずっていては前には進めない。 新しい世帯を持つ事も視野に入れていって欲しい。 そして、過去よりも今がいい。そう思える人生を歩んでいって欲しい。 今が見えない生活ではなく、先を見通しての自分の人生を作りなおしてもらいたい。 過去を振り返るのではなく、これからの自分にとってベストな生き方を選んでください。 お体ご自愛ください。 さようなら。 ○○ ○○様 平成21年7月5日 結局この手紙を書いたはいいが、本当に私が言いたかった事がなんだったのか見えなくなってきました・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[別居・離婚・その後] カテゴリの最新記事
|
|