カテゴリ:精神世界
日々の暮らしを楽にする(12) 小林 正観 著 2009年3月20日 学習研究社 発行
二千五百年前、お釈迦さまがこんなことを悟り、後世に教え残してくれました。
1 人生は苦に満ちている。これを「苦諦」と言います。 2 苦の本質は執着である。これを「集諦」と言います。 3 苦から解放されるには執着を滅すればよい。これを「滅諦」と言います。 4 執着を滅する最高の訓練の場が日常生活。その中で実践を続けることが「道」、行うこと。これを「道諦」と言います。
「苦集滅道」の四つを「四諦」と呼びました。 その結果、 「悩み苦しみから解放されるよ」 とお釈迦さまは教えて下さったのです。
この本では毎日の問題をどう捉えたら楽になるかをまとめてみました。 楽に生きることのお手伝いが少しでもできたら嬉しいことです。
「感謝」で「味方」が増えていく
すべてが仲間 鉱物、植物、動物、人間は、宇宙のチリやガス、地球の中にある物質からできています。すべて宇宙に存在しているもので、それをどう組み合わせたかの違いであって、組成構造物質には何の違いもなく、すべてが兄弟になります。
鉱物、植物、動物、雲、人すべてに感謝をして大事にしていくと、すべてが味方になってくれます。丁寧な言葉を使っていると、言葉も味方をしてくれます。目の前に存在するものは、すべてが仲間であり、私たちの味方なのです。
カラスへのお願い カラスに向かって、カラスさん、私たちはスイカを出荷して生活をしています。その日に収穫する中の二割をカラスさんに差し上げますので、どうぞ召し上がってください。他は出荷しますので、傷をつけないようにお願いします。
そうしたところ、翌日から、カラスたちは二割だけを選んで食べるようになったというのです。この農家の方はとても驚いていました。すべてを独り占めするのではなく、共存するという申し出に、カラスたちも喜んで、味方についてくれたようです。
天気も微笑む 「晴れないと嫌だ」というのは、執着になります。いつも感謝をして、「晴れたらいいな。そうならなくてもいいけど。晴れたら嬉しい、楽しい、幸せ」と執着を持たず、喜びの上乗せだけをしていくと、天気も味方になってくれるでしょう。
「お金」も意志を持っている お金に入っている魂も、喜ばれるために存在します。ですから、喜ばれるように使ってもらおうと、喜ばれる使い方をしている人のところへ集まっていいきます。
富豪の伊藤家は、どうやってお金を貯めるかを一度も考えたことがないそうです。ただ、「どうやって使うか」ではなく、「いかに喜ばれるように使うか」を常に考えていたようなのです。
「出入り口」という言葉も、出るほうが先で、入るほうが後です。電車も出る(降りる)ほうが先、入る(乗る)ほうが後になっています。そうすると、お金も入ってくるよりも、出すほうが先ということがわかってくるのではないでしょうか。喜ばれるように使うということは、このようなことです。
例えば、流行っている店の三軒となりにある、流行っていない店にお金を使う。友人が何か新しい仕事を始めた時に、その人に仕事を頼むようにする。近所に新しく花屋さんが開店したら、買いに行ってあげるなど、その人が喜ぶように、潤うようにと使っていきます。そうすることでお金が喜び、「私」のところへ集まってきてくれるようなのです。
つながっているすべての人にありがとうございます!
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最終更新日
2009年05月13日 20時35分43秒
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