カテゴリ:自己啓発
10人の法則(2) 西田 文郎 著 2008年11月18日 現代書林 発行
感謝と恩返しと少しの勇気
すごい自分が出てくる!出てくる!
メンタル指導の達人が教える異次元の自分を呼び起こす方法
北京五輪ソフトボール金メダルの陰にこの法則あり!
能力開発の究極奥義を大公開!
脳は感謝で激変する! 世の中をナメると必ず復讐される 世の中をナメている人間は、いつか必ず大失敗します。ナメてかかると、いずれ相手に復讐されるというのが、この世の法則だからです。 これを「返報性の法則」といいます。 憧れや尊敬は、自分を変える原動力です。
本当の自分探しに効果なし もし本気で自分を変えたければ、人生の師を見つけることです。そこには人生のお手本、「なりたい自分」の具体的イメージが、リアリティと説得力をもって存在しています。ノウハウもテクニックも、その人の中にあります。どんな自己変革のプログラムよりも、はるかに強力です。
あなたがその気になれば、師はあなたのまわりに必ずいます。もし、まわりに見当たらなければ、会いに行けばいいのです。「本当の自分」を探すよりも、人生の師を探しに行くことです。師を持つこと、これは最高の能力開発プログラムです。
自分の正体は仲間が演じてくれる 一生懸命に勉強する人間のところへは、一生懸命に勉強する人間が集まってくるし、一生懸命に仕事をする人間のところには、一生懸命に仕事する人間が集まってきます。ツキのある人間にはツキのある仲間がいるし、ツキのない、努力の嫌いな人間は、ものの見事にツキのなり、努力の嫌いな人間とばかり付き合っています。
ツキも運も錯覚に過ぎない 「自分は運がいい」という錯覚が、脳の中にあるかどうかで、その人の脳の働きがまるで違ってくる。 「自分は運のある人間だ」という錯覚があると ・自分に自信が持てる ・自分のすることにも自信が出てくる ・脳が肯定的になり、最高のプラス思考になれる ・能力を制限しているマイナス思考のブロックがはずれ、脳全体が活発に働き出す ・成功、幸せがらくらくイメージできて、努力が苦労でなくなる ・だから困難にぶつかっても、あきらめなくなる
つまり、ここには人が成功する必要なものがすべてあるのです。「自分は運がある人間だ」と錯覚できさえすれば、能力開発も自己啓発も、成功哲学もいらないということです。
成功者は運を絶対的に信じている 「おれには運がある」この錯覚は、理屈ではありません。敢えて言葉にすれば、何か大きな力、自分という小さな存在を超えた大きな力が、自分に味方し、自分を後押しし、自分を守ってくれているという確信です。合理的な確信ではなく、不合理な、信仰的な確信です。
図に乗った運は寿命が短い 図に乗った人間の「運」は長く続きません。なぜならいい気になって思い上がっている人間は、必ず孤立するからです。前にもいいましたが、私の知る限り、孤独でありながら運のいい人、ひとりぼっちなのにツイている人というのは、見事なくらいに1人もいません。ひとりぼっちと運は両立しないのです。
グチのこぼし合いは孤独の集団 悪口やグチ、不平不満を酒の肴に、にぎやかに盛り上がっている人たちが、その楽しそうなシチュエーションにも関わらず、なぜ孤独なのかというと、そのとき彼らの脳は完全にマイナス感情に支配されているからです。
マイナス感情では相手が敵になる 自己防衛にはマイナス感情が必要です。怒りや恐れ、不安、不満、嫌悪のような、マイナス感情の否定的なエネルギーが必要になるのです。ですから自分を守ろうとすると、マイナス感情がわいてきます。
これまでの著書の中で、私は社会的成功と人間的成功は、まったく別のものであると説いています。社会的に成功できなくても、愛情や友情、温かい人間関係をつくりあげられれば、それはひとつの成功であると、ことあるごとに述べてきました。しかし現実には、社会的に大きく成功している人ほど、人間的にも豊かな成功を勝ち取っています。そういうケースが多いのです。
達成の喜びを超える努力の喜び 面白いことに快楽物質ドーパミンが分泌されるのは、目標に到達したときだけではありません。「できた!」「やった!」「成功だ!」という喜びを目指して努力していると、そのプロセスにおいてもドーパミンが盛んに分泌されるようになるのです。
小さな自分への満足は危険 私たちは、自分の喜びだけを追求していると、天の後押しが得られなくなってきます。どんなに儲かっていても、人間としてのあり方に反している気がしてきて、だんだん幸福感が感じられなくなってきます。自分にも、自分のしていることにも自信が持てなくなり、ストレスばかりが蓄積するようになるのです。
「10人の法則」はテクニックではありません。ひとつの生き方です。「運」という錯覚を生きるための生き方です。
やりがいは人とともに消える よく「やりがいのある仕事」といいますが、そのやりがいは、仕事の内容や種類といったハード的なものだけでなく、誰のために仕事をするか、誰と一緒に仕事をするかという、ソフト面が大きな要素を占めています。
仕事自体はつまらない仕事でも、リーダーや一緒に働く仲間に魅力があれば、そこにやりがいが生まれるのです。好きな異性と一緒に行けば、どんなつまらない遊園地も楽しいように、一緒に働く相手によって、私たちの脳は否定的にも肯定的にもなるのです。師とH氏がいない会社は、とたんにつまらない場所になりました。
その5年のあいだ、師の一喝を何度思い出したかわかりません。「おまえのようなやつは生きる価値がない」という言葉が、絶えず蘇り、生きる価値とは何であるかと考え続けることになりました。
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最終更新日
2009年06月16日 22時56分10秒
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