ファザー・サイプリアン(DVD)
ファザー・サイプリアンのレクチャーDVDを見ちゃいました♪o(^-^)owww.mahkatendo.jp/shop/shop_video_close.html#cyprian 当時S.A.M.(アメリカ奇術師連盟、世界3大大会の1つ)アメリカ本部の幹部だったサイプリアンが来日した際にレクチャーしたものを収録。この手のDVDの中には見づらいものがときにありますが、会場に出席してるがごとく臨場感を持って、不快感なく見られます。 通訳さんはトップレベルとは言いませんが……そもそもマジックが分かるトップレベルの通訳など稀にしかいません(^-^; ……それでも安定した通訳で、比較的聞きやすいですね。ホント、こーいうお仕事っていくらも貰ってないハズ。なのにハードなんですよ~ 一番最初のトリックは非常に印象が強かったですね。観客Aが一枚のカードを選び、誰にも見せないように胸に当てておきます。そのカードを知ってるのは観客Aだけ。デックをリフルして、客Bがストップをかけ、そこのカードを覚えます。 実はこのときもう既に、ありえない事が起きているのです。観客Bがしっかりとカードを覚えたら、そのままデックをそろえます。カードを一枚ずつ確認しますが、デックの中に観客Bのカードが無いんです!今さっき、見たばかりなのに! 観客Bが覚えたカードを問うと……例えば「スペードのクイーン」だったとしましょう。観客Aがず~っと胸に当てて持っていたカードこそが、そのスペードのクイーンなのです。 このトリックは非常にシンプルな内容。特に複雑な操作はないので、見れば覚えられます。ですから、すぐに皆さんの強力な武器になることでしょう。 そして、ライジングカードや破って復活するカードを、ちょっと変わったトリック、そしてちょっと変わった演出で演じています。この2つが別々のトリックの様で、密かに繋がっているのもマジシャンの立場からすると面白い話。 とてもユニークな内容でした。自分自身がそのまましようとは思ってないけど、でも面白い(^-^) 何より、自ら演じてみたくなるのが「フィルム」に見立てた、細長い白紙に観客の選んだカードが印刷されるトリック。「ファザー・サイプアン」というのは、彼が神父さんだから。なのに「ちゃんと先ほどのカードを念じて!ほら、イヤらしいことを考えてないで!」というお客さんのイジりが笑えます。トリックそのものに戻ると、紙をフィルムケースに入れる際、見た限り白紙を入れるのも出すのもかなりフェアな動き。この原理は知りませんでした。これは演じてみたい……