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heliotrope8543

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November 14, 2007
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カテゴリ:映画・テレビ
 サクリファイスといっても、タルコフスキーではなく、チェルノブイリで消火活動に当たった人たち(兵士?)のその後のドキュメンタリーです。1986年の原発事故から5年後、消火活動に携わった6人の男性とその家族が語ります。男性たちはみな体調を悪くしていて、あまりあちこと具合が悪いので数え切れない、と言います。

 被害が世界に広がるのを防ぐために働いた人たちは表彰され、そのときは励みになったけれども、その後急速に忘れられた、と言います。作業に当たるときも、防護服といえば、自分達が鉛の薄い板で手づくりしたベスト状のもの、タオルを頭に巻き、ガーゼのマスクという、気休め程度のものでした。その上、放射能量を記録するとき、実際の数字の何分の一という数字を書き込まれたのだそうです。ロボットは内部が壊れてしまうから使えないということで人間が送り込まれました。犬のように走っていって兎のように戻って来いと言われたそうです。ひとりは片手と片足が思うように動かなくなったが家族を養うためバスの運転手をしていた、そしてある日倒れて家に運ばれた、と語り、ひとりは自分達は今ではゴミなのだ、と言いました。

 1999年、最初に登場したうちのひとりが語ります。仲間が何人もなくなったこと。せめて自然を見にドライブしたいが車も買えない。何度も繰り返すのは「悪夢」という言葉です。

 2001年。語るのは1999年に語っていた人の妻。夫は身体が崩壊していってなくなった、結婚して3年目にチェルノブイリ事故が起きた、誰でも一緒にいる人が安心感を感じる人だった、とても理解してくれる人だったのに、と語ります。上官は部下を任務からはずして自分が自ら飛行機を操縦して真上を飛び、直後に亡くなったそうです。娘さんは腎臓に障害があるそうです。

フランス語版がネット上でご覧になれます。ことばがわからなくても、作業の様子などはわかります。

 
 「ポイズン・ダスト」は劣化ウランの被害についてのドキュメンタリーです。廃棄物である劣化ウランを使うと安上がりに貫通力のあるミサイルにできるため、湾岸戦争、イラク戦争でも使われています。イラクでの使用量は湾岸戦争よりずっと増えています。「敵」だけでなく、一般市民も、攻撃する側の兵士も、建物を破壊したときなどのチリと一緒に吸い込んでしまいます。

 湾岸戦争で米軍の死者は百数十名ですが、兵士だった人でその後亡くなったのが1万人以上、傷病者は22万人(全体の約3分の1)以上です。映画では、イラクからの帰還兵を父に持つ生まれつき右手が欠損した幼児が映りました。両親はネットでいろいろ検索し、劣化ウランの影響についての書籍をたくさん発見し、イラクにも全く同じ状態の子どもが生まれていることを知ります。父親が尿検査したところ、劣化ウランが検出されました。でも、軍や政府はなかなか因果関係を認めようとしません。

英語版ですがYoutubeにありました。

1, 2, 3,

 検索したところ、こちらで日本語版ビデオをお買い求めになれるようです。
劣化ウラン被害告発ビデオ/DVD購入予約のお願い





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最終更新日  November 15, 2007 11:54:39 PM
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