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カテゴリ:健康問題
安くてお手軽に食べられるファーストフードを始めとするジャンクフードやインスタント食品、スナック菓子といった健康に良くないと知りつつも、やっぱり手軽さや美味しさにつられて食べてしまいます。そんなジャンクフードが麻薬同様に中毒になることがわかってきました。ジャンクとは直訳するとゴミ、屑という意味です。こういった食品には、動物性タンパク質、糖質、脂質が多く含まれており、カロリーが極めて高いのに対し、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が圧倒的に不足しています。
アメリカ・フロリダ州の科学者グループの実験によると、ジャンクフード漬けにされたネズミに健康に良いとされる食品を与えても、食べずに飢えるというショッキングな実験結果が出ました。ジャンクフード中毒のネズミの脳の感知の仕方を調べたところ、コカイン中毒のネズミと変わらない結果が出ました。 実験では、あるグループには栄養価の高いバランスの取れた健康食品を与え、もうひとつのグループにはジャンクフードを制限なしに与え続けたそうです。その中にはベーコン・チーズケーキ、ソーセージなどが含まれていました。するとジャンクフードを与えられたグループは体重が増え、活動が減りました。驚くことに、肥満のネズミはまるで人間の麻薬中毒患者のように自傷行為まで始めたそうです。ジャンクフードを食べ続けた結果、食事の内容を健康なものに入れ替えてみたところ、今度は食べることを拒否したのです。ジャンクフードにはドーパミンの分泌を盛んにする作用があります。つまりジャンクフードを与えられたネズミのグループは、簡単に快楽を得るには高カロリーなものを食べれば良いと学習してしまったのです。食事でも中毒になることが実証された形ですが、ダイエットをすると過食や拒食になったりするのは、こういったことが原因にあるとみられています。いつでも美味しいものが食べられる飽食の時代、ついつい高カロリーなものを食べてしまいがちですが、たかが食事と侮らないよう注意したいものです。(4/3 らばQより) 長寿県である沖縄では、伝統食として魚、海苔、大豆の3つの食物があり、長寿の秘訣としての役割が実証されています。魚に含まれるDHA、EPAという脂肪酸が血液をサラサラにし、動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞を少なくしています。やはり、昔から食べられてきたものが一番健康にはいいようですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.04 01:18:06
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