アレルギーを引き起こす意外なモノ
人は何かに反応してアレルギー症状が起こると、くしゃみや鼻水が出て涙が止まらなくなり、時には頭痛が伴ったり、皮膚に発疹が出来てしまったりします。原因としては花粉やペットの毛、ホコリが一般的ですが、もっと意外なものが症状を引き起こす場合もあるということです。原因がはっきりせず症状が改善しない場合、以下の9つの要素も原因として疑ってみてもいいかも知れません。1,チョコレート:チョコレートは、人によっては、強いアレルギー症状が生じる可能性があるものだということです。ある内科医によると、「チョコレートは鼻の神経系を刺激する場合がある」とのことで、偏頭痛のような症状が出ることもあるようです。2,くもりの天気:温度や気圧の変化がアレルギー症状を引き起こすことがあるそうです。鼻の痛みや頭痛に襲われると風邪にかかっているのではないかと思いがちですが、天候の変化によるものである可能性もあります。3,ストレス:様々な身体的・精神的疾患の原因とされるストレスですが、アレルギーにも関係があるとのこと。ストレスを感じるとヒスタミンを含む化学物質に触れた際の生理的反応を引き起こし、アレルギー症状につながることもあるようです。4,精子:体の免疫系が精子に対して過剰反応し、アレルギー反応や呼吸困難が引き起こされ、最悪の場合死に至るケースもあるそうです。アメリカでは4万人の女性がそれに該当すると言われています。症状が現れたらすぐに病院に行くことが肝心です。5,携帯電話:殆どの人が長時間触れている携帯電話も、アレルギーの原因となることがあるようです。通話中に携帯が当たる頬の部分に発疹ができる場合、携帯本体に使われていることのあるニッケルに反応しているか、あるいは単なる接触皮膚炎であることが考えられます。対策としては、携帯電話をこまめに除菌できるウェットティッシュなどでふくのが一番手っ取り早いです。6,ワイン:アレルギーを起こす人にとっては、ほんの少しワインを飲んだだけで皮膚が真っ赤にはれたり、インフルエンザのような症状が現れるそうです。しかし、これは正確にはワインではなく発酵した際に発生するイースト菌や亜硫酸塩、フェノール、あるいはブドウ自体にアレルギー反応を示していることがあり得るとのことです。7,香水:例えば会社で特定の同僚の近くに行くと目が熱くなったり、その人の席を通りがかるとくしゃみが出るようであれば、あなたは匂いに敏感なのかもしれません。花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎ですが、鼻の神経系が刺激物に過剰反応することで起こるため、香水がその原因となる場合もあるようです。8,観葉植物:観葉植物は部屋の空気をキレイにしてくれるイメージがありますが、実は花粉症の症状を引き起こす可能性があるようです。最近くしゃみと鼻水が止まらないという人は、1~2日くらい観葉植物を部屋の外に出してみて、症状が改善するかどうか様子を見てもいいかもしれません。9,太陽:くもりの日にアレルギー症状が出るという項目がありましたが、晴れていれば安心というものでもないようです。「太陽アレルギー」と呼ばれ、発疹が現れる人も中にはいるようです。症状が出るのはやはり太陽の光に対して免疫系が過剰反応するためだということで、ローションや飲み薬などがそれをさらにひどくすることもあるとのこと。太陽アレルギーが疑われる場合、医師に相談して処方薬を変更するのも対策のひとつです。(6/26 Gigazineより) 6月16日の「夏の肌ケア」に書いたダニやカビ、埃などもアレルギーの原因ですが、以外なものもその原因になるとのこと。恐らく人体の防御反応の結果でしょうが、人の体のメカニズムの奥深さを感じました。