環境ホルモンの問題として安全性を問われているビスフェノールA(BPA)という化合物があります。エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂の原料として使われており、身の周りの日用品などに多く含まれ、河川や大気から検出されています。カナダ人の健康を調査する機関が2007年~2009年に、6歳から79歳まで5600人を対象に調査を行ったところ、ビスフェノールAや水銀が殆どの参加者から検出されたそうです。実に91%の人の尿から検出可能なレベルのビスフェノールAが見つかったことで、缶詰やプラスチック容器といった化合物が使用された食品パッケージの安全性が問われています。現在のところ、成人に対してはあまり影響はないとされているものの、女性ホルモンのエストロゲンと似た生理作用があるため、胎児や乳幼児がさらされないような注意報告が出ているようです。特に哺乳瓶や子ども向けの製品にはBPAの使用が禁止され始めています。調査では、成人の40歳~79歳グループよりも、子供の6歳~10歳グループの検出量のほうが高い結果が出ており、最も高かったのは12歳~19歳のグループとのことです。血液検査では88%の人から水銀が検出され、水銀もまた子どもの成長に悪影響を及ぼすことから、妊婦などに魚介類の摂取の注意を呼びかけているようです。(8/18 らばQより)
恐らく日本でも同じような結果が出るものと思われます。マグロ好きな日本人の水銀値も心配ですよね。
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Last updated
2010.08.19 21:24:20
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