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カテゴリ:政治に苦言
過去02年に発覚した東電のトラブル隠しは今回の事故でも同様だといえる。福島と柏崎刈羽の原子力発電所でシュラウド(炉心隔壁)と再循環系配管に「ひび割れ」があったにも関わらず、東京電力は原子力安全保安院に「異常なし」と虚偽の報告した。この冷却水を循環させる配管の「ひび割れ」は炉心溶融などの大事故に直結するものだ。この事故の発覚は点検に当たったGEの下請け作業員が通産省に2度にわたっての内部告発でやっと明らかになった。
この事故隠しで引責辞任した東電南社長が、その後フジテレビの監査役に天下りしているという。昔から東電は情報を隠し嘘をつく体質なのだ。日本の大手メディアはそれを知りながら電力会社はまだ大手のスポンサーなので真実を追究しようとしない。東電は莫大な費用を使いお詫びCMを流している。今回も1号機の炉心のメルトダウンをやっと認めた。3号機は更に状態が深刻と言われており、打つ手がない状況だという。 そして政府、官邸は、東電の株主及び金融機関の責任を追及せず、広告宣伝費等不要なコストを削減、資産を丸ごと売却させず、退職金や企業年金を温存させ、国民だけに負担を求めるつもりなのだ。この2ケ月で原発の放射能の被害は海に陸にどんどん広がっている。野菜やお茶、魚も食べられなくなる。この責任は一体誰が取るというのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.13 22:11:04
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