|
カテゴリ:健康問題
この冬、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎は大流行する兆しを見せている。厚労省は、重症化しやすい子供や高齢者らに特に注意を呼びかけている。
国立感染症研究所が、全国約3000の小児科病院から報告を受けている定点調査によると、1医療機関当たりの感染性胃腸炎の平均患者数は、12月3~9日の1週間で今季最高の19.62人に達し、過去10年間で最も多かった2006年に次ぐ水準となった。 感染研によると、今シーズン流行のウイルスは、人間の免疫をすり抜けやすい性質に変異しており、感染が広がる一因になっている。同じ変異型のウイルスは、世界的に流行しているとみられるという。 国内では今月に入り、大分県竹田市の病院に入院していた男性患者(当時84歳)が死亡したほか、京都市左京区の病院でも80歳代と90歳代の男性患者が死亡。広島市でも1000人以上が集団食中毒にかかるなどした。西日本での流行が目立っているが、北海道や静岡など東日本の各地でも集団感染が確認されている。(12/24 読売新聞より) 最近のTVでも警告していたが、ノロウイルスは乳幼児から高齢者に至る広い年齢層で急性胃腸炎を引き起こし、下痢だけではなく嘔吐を引き起こすことが特徴。 特に嘔吐の場合、適切に処理・消毒をしないとウイルスが床に残り、乾燥しホコリと共に空気中に舞い上がり感染が広がっていくこともある。 アルコールや高温に対する抵抗性が強いことが特徴で、又、乾燥や酸にも強く、水中でも長時間生きていることができるとのことだ。 潜伏期間(感染~発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度(37~38℃くらい)。 こういった症状が出たら注意が必要ですね。 予防法など詳しくはここ→ノロウイルスの常識 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.24 13:30:51
コメント(0) | コメントを書く |